0279_神々の合議(004)裕也の冒険-はじめての会議②-
--はじめての会議②--
翌日も続けて会議は開かれた。
西のイスラムの民から返事が来た。
「全神仏の和平宣言を受諾する」と申し入れた。
会議は、始まった。
アクストラは、まず、議題の表明をする。
「闇と光は、戦ってきた。
光の神の呪いにより、魔力をおびた者もいる。
いつからか魔族と呼ばれた。
しかし、我々は、光の民を憎まない。
光の民も権力と戦い平和の為に信仰をしているからです。
私にとって、恨みは、何も生まない。
当然、私にとっては闇の民を守ることが大事ですが、
争いは無くなりつつあります。
みなさんも自身の民が大切な事でしょう。
いろいろな民が、南の地球には生まれ変わっています。
南では、人種は多様化し混ざり合い。
それぞれ、弱いものも生存の力を示し、それをみんなが認めつつあります。
やっぱり、南の地球の人が主体だからです。
南の地球の人の幸せを願うべきです。
我々、民を幸せに導く者が争ってはいけないと思います。
我々が、和平を宣言することは、争いを無くすのに大きな意義があります。
よって、ここに『全神仏の和平宣言』を採択するものとします」
アクストラは、一人一人に最終賛否を問うた。
光の神は、イエス様をはじめゼウスさんも全て賛成した。
闇の神は、アクストラをはじめ魔族の王女アイリアを含め賛成した。
仏様は、釈迦牟尼仏をはじめ日蓮如来仏、菩薩の方々、全て賛成した。
西のイスラムの民も賛成した。
裕也は、ほっとした。
(しかし、西の民には誰か、後ろに隠している人がいる?)
裕也は、そんな気がした。
次の議題ですが、「水子を諸天善神に加えたい」のですが、賛否お願いします。
裕也は、議題を提議した。
つづく。 次回(諸天善神の水子①)
#裕也の冒険 #自作小説 #神々の合議 #裕也 #はじめての会議