ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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不思議なハートの力00070リレーション⑦

2021年01月24日 18時12分47秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」

不思議なハートの力00070リレーション⑦

--リレーション⑦-剣道大会④--


授業が終わり、
ホームルームが始まった。
クラス委員の雅美(まさみ)が議長を務める。
田中先生も参加した。
まず、朋子から議題の提出にあたり挨拶(あいさつ)がある。
「この度は、放課後にもかかわらずホームルームを開催いただき感謝です。
 今日の議題は、今度の日曜日に神海君がでる剣道大会があります。
 同じクラスになって日は浅いですが、同じクラスになったよしみで皆で応援したいのですが、
 皆の意見を聞きたいです。
 ちなみに神海君は、去年、大阪府で準優勝です。
 皆さんよろしくです」
朋子の議案の説明は終わった。
さすが。成績優秀な朋ちゃん、満点な挨拶でした。
真菜美は、朋子の挨拶が上手くいきホッとした。
次に雅美は、神海に挨拶を求めた。
「議題を提案してくださった朋子さんには、感謝します。
 今週の日曜日に剣道大会があります。
 小学生の部は、団体戦で、
 去年、5年生の時に出場した時には、おしくも準優勝で全国の大会に出れませんでした。
 今年は、小学生最後です。
 みなさんとは、知り合ってまだ浅いですが、
 応援していただければ、そんなに嬉しいことはありません。
 みんなの意見を聞かせてください」
神海は、孤独を好むように見えたが、
みんなの応援を感謝して望んだ。
朋子は、何か恥ずかしげである。
雅美は、大会の日と時間と場所を明記しなくてはと思った。

神海は、前に出て来て書いた。
「9月5日です。
 9:00~16:00までです。
 場所は、浪速区宮中。
 宮火屋体育館です」

「おぉぉぉ」
歓声が上がった。

「どうやって行くの?」
クラスメイトが尋(たず)ねた。

「人数にもよりますが、学校の前に迎えのバスを用意します」
神海は、提案した。

「おぉぉぉ」
また歓声が上がった。

「お昼は?」
クラスメイトが尋(たず)ねた。

「必要な人は、弁当を用意します」
神海は、答えた。

「だめ。
 応援には、
 みんなの気持ちが大切なの。
 そんなに神海君の手間をとれせては、
 何を応援するか分かりません。
 昼は、各自持参をお願いします」
朋子は、半分怒り気味に発言した。

雅美も朋子の意見に賛成した。
昼は、各自持参することになった。

雅美は、出席者を確認するためにメモを回した。
あからさまに聞いてもいいが、
個人の意思を尊重するためである。

応援に行く人も決まった20名くらいである。

「それでは、ホームルームを終了します。
 気を付けて帰るように」
田中先生は、最後を締めくくった。

ホームルームは、終わった。

つづく。 次回(剣道大会前日)

#不思議なハートの力 #不思議なハート #自作小説 #真菜美 #朋子 #神海 #剣道大会

 


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