ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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0250_神々の戦い(019)裕也の冒険-銅に閉ざされた脳⑦-

2020年10月15日 22時25分43秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0250_神々の戦い(019)裕也の冒険-銅に閉ざされた脳⑦-

「本当ですか?アクストラ。」
裕也は、驚いて尋ねた。
「本当です。
 私の星です。
 裕也。そこに行けますか?」
アクストラは、急ぎ尋ねる。
「その星のイメージをください。」
裕也は、イメージがないと移動できない。
アクストラは、自分が住んでいた星を思い浮かべた。
「やって見ます。」
裕也は、手のひらをかざして、そこへ手を送った。
光が飛ぶ。
その星は、死んだ宇宙にあった。
時が止まっていた。
そして、彼は、廃墟(はいきょ)の街に降り立った。
(私の知っている街だ。
 だが、荒(すさ)んでいる。
 何があったのだ。)
「裕也。次元が止まっています。
 でも、どこに次元を異にする場所があるか分かりません。
 私は、その場所を知りません。
 どうすれば良いのでしょう?」
「たぶん、その星は時空の狭間に吸い込まれたのでしょう。
 今、行きます。
 そこにいてください。」
裕也は、次元を移動した。
(アクストラが見える。)
(裕也。)
裕也の感覚は、広がっていた。
そして、感覚を星全体に広げた。
(あそこの山に次元が歪(ゆが)んだ場所があります。
 行きましょう。)
裕也は、アクストラの手を取った。
そして、移動した。
そこは、山にある洞窟であった。
暗い。
アクストラは、手のひらに炎を出し辺りを照らした。
2人は、奥へと進む。
(あ。黒い壁がある。)
奥は壁で塞がれていた。
そして、2人は、その黒い壁に吸い込まれていく。
(あ。)
(裕也。)
裕也は、違う時間に飛んだ。
そして、一人アクストラは、銅漬けの脳が並んだ場所にいた。

つづく。 次回(アクストラの星①)

 

 


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