0211_東の王(001)裕也の冒険
--死神①--
裕也は、ベットで熟睡していた。
昨日の仕事で疲れていたのであろう。
真夜中になったころ。
(うぅぅぅ)
お腹が痛い。
(何かが腹を切っている。
剣先が腹を滑る感覚がする。
誰を切っているのだ)
何者かが裕也の身に入っている。
(誰?
僕の身に接(く)っいているのは)
裕也は尋ねた。
(腹を誰かが切りに来るの。
毎晩。
痛みに悩まされているの。
このままにしておいて)
女の子が返事した。
人が身に入ると裕也はその子の痛みを感じる。
その子は痛みが和らぐみたいだ。
(分かった)
(こんな痛い気のない女の子を。
誰だ。腹を切るのは。
やめろ!)
裕也は怒号した。
(阿修羅は、仏法に帰依したのだろう。
証を見せろ。
阿修羅の子よ。
また、明日も来る)
声がした。痛みは消えた。
--死神①--
裕也は、ベットで熟睡していた。
昨日の仕事で疲れていたのであろう。
真夜中になったころ。
(うぅぅぅ)
お腹が痛い。
(何かが腹を切っている。
剣先が腹を滑る感覚がする。
誰を切っているのだ)
何者かが裕也の身に入っている。
(誰?
僕の身に接(く)っいているのは)
裕也は尋ねた。
(腹を誰かが切りに来るの。
毎晩。
痛みに悩まされているの。
このままにしておいて)
女の子が返事した。
人が身に入ると裕也はその子の痛みを感じる。
その子は痛みが和らぐみたいだ。
(分かった)
(こんな痛い気のない女の子を。
誰だ。腹を切るのは。
やめろ!)
裕也は怒号した。
(阿修羅は、仏法に帰依したのだろう。
証を見せろ。
阿修羅の子よ。
また、明日も来る)
声がした。痛みは消えた。
つづく 次回(東の王002)死神②