0061_魔族の国(005)裕也日記
門を抜け、城の中に入る。
奥に広間が見える。
明かりと大勢の声が漏れてくる。
「何か宴会でもしてるのですか?」裕也は黒兵に聞いた。
黒兵は、何も答えない。
しばらくして、広間に着いた。
周りに観客席があり大勢の人、いや、魔族の民が居た。
みんな、甲冑に身を固めていた。
正面には、バルコニーが有り、女性が佇ん(たたずん)でいた。
王娘(おうじょ)である。
そして、その隣に老女が立っている。
腰を屈め、醜い顔をしている。王である。
裕也は、王娘の顔を凝視した。
「真奈美か?」
「裕也!」王娘が答えた。
「真奈美 無事でよかった」裕也は、ほっとした。
つづく
門を抜け、城の中に入る。
奥に広間が見える。
明かりと大勢の声が漏れてくる。
「何か宴会でもしてるのですか?」裕也は黒兵に聞いた。
黒兵は、何も答えない。
しばらくして、広間に着いた。
周りに観客席があり大勢の人、いや、魔族の民が居た。
みんな、甲冑に身を固めていた。
正面には、バルコニーが有り、女性が佇ん(たたずん)でいた。
王娘(おうじょ)である。
そして、その隣に老女が立っている。
腰を屈め、醜い顔をしている。王である。
裕也は、王娘の顔を凝視した。
「真奈美か?」
「裕也!」王娘が答えた。
「真奈美 無事でよかった」裕也は、ほっとした。
つづく