ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

(Yuya's adventure)0038_misunderstanding of demons⑳(Great Brawl)

2020年10月22日 08時16分28秒 | Yuya's adventure.(Original novel)

(Yuya's adventure)0038_misunderstanding of demons⑳(Great Brawl)

The cursed child flies in the light at the beginning of the monster.
"Torture room!"
Beastmen are flocking.

The monsters rushed into the beastman.
The beastmen were shocked from behind and panicked.
A great brawl has begun.
They ate their arms, bit their throats, and bite each other.

"There is Yuya," Mendia noticed him.
"His hair is white. His eyes are blue." Eje also notices him.
"Still, Yuya.
He is chained together. "
Mendia observed well.
"I will cut it." Eje jumped out.
"Hugh. Shaki. Shaki."
Yuya's body is free.
However, Sandia had been transferred to him.
Sandia raised his hands.

"Quiet!"
He swings his hands down at the same time as the voice.
The waves of angry air were knocked down following the waves.

All beastmen and monsters. They blew off the surrounding walls.

Somehow, a black-clad death agent (demon aristocrat) gathers behind.
Sandia asked Death Agent.
"Who are your Lords?"
Death Agent was afraid. They just thought they would be killed.
He turned his back and turned his eyes down and answered to me.
"E Etlander is a magical statue."

(Not Yuya. I don't like that.) Both Eje and Mendia were disappointed.
(Oh, Sandia!) The cursed child screamed in joy.

to be continued. Next time (misunderstanding of demons ㉑ (appearance of the standard))

0038_魔物の誤解⑳裕也日記

--(大乱闘)--

呪いの子は、怪物の先頭を光になって飛んでいく。
「拷問部屋!」
獣人が群がっている。
怪物達は、獣人に突入した。
獣人達は、後ろから衝撃を受け、慌てふためいた。
大乱闘が始まった。
彼らは腕を食い、喉を噛み、噛み殺しあった。
「裕也がいる」メンディアは、彼に気づいた。
「髪が白い。目が青くなってる。」エジェも彼に気づく。
「それでも、裕也よね。
 彼は、鎖で繋がれてるわ。」メンディアは、良く観察した。
「私が切ってくる。」エジェは飛び出した。
「ヒュー。シャキ。シャキ。」
裕也の体は自由になった。
しかし、彼にはサンディアが乗り移っていた。
サンディアは、両手を挙げた。
「静まれ!」
彼は、その声と同時に両手を振り下ろす。
怒りの空気の波動が波を追ってたたきおろされた。
獣人も怪物も全員。彼らは、周りの壁に吹き飛んだ。
何事かと黒装束のデスエジェント(魔貴族)が後ろに集まって来る。
サンディアは、デスエジェントに問うた。
「お前達の主(あるじ)は、誰だ?」
デスエジェントは、恐れた。ただ、殺されると思った。
仰(の)け反り慄(おおのの)き目を伏せ、我がちに答えた。
「エ エトランダァー 魔像で ございます」

(裕也じゃない。そんなぁ)エジェもメンディアも失望した。
(おぉ。サンディア!)呪いの子は、喜びの声を上げた。


つづく。 次回(魔物の誤解㉑(本位の出現))

#Yuya #adventur #YuyaAdoventur #OriginalNovel #Misunderstanding_of_demons⑳ #Great_Brawl #English

 

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0262_神々の戦い(031)裕也の冒険-時の魔法人の門⑩-

2020年10月22日 00時34分07秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0262_神々の戦い(031)裕也の冒険-時の魔法人の門⑩-


--(4)闘屈の試練②--

魔獣は、上の右手を振り上げる。
そして、一気に若者めがけて振り下ろす。
若者は、左に避(よ)ける。
そして、鎖鉄球を振り投げる。
魔獣の右上の剣に絡(から)まる。
魔獣は、右上の腕を振り回した。
若者は、吹っ飛ばされる。
そして、地面に叩(たたき)つけられる。
「う。うぅぅぅ。」
激痛が走る。
盾を置き。
右手の鎖鉄球を左に持ち替え引き寄せ、剣を掴む。
「エェイ」
魔獣の左脚を斜めに切る。
「ザクゥ」
魔獣は、跪(ひざまず)き雄叫びを上げる。
「ガォォオ」
若者は、起き上る。
魔獣は、上左手の剣を振りかざす。
若者は、鎖鉄球を離し、屈んで盾を拾う。
そして、右に転がり避ける。
また、下左手の剣が飛んでくる。
「ガシッ」
盾で受け止める。
魔獣は下右手を振りかざす。
右手の剣で凪(な)ぎ切る。
「ドサァァ」
魔獣の下右手は切り落とされて落ちた。
しかし、魔獣は回復しだす。
「ズドドォォ」腕が再生していく。
だが、若者は、魔獣の喉元の宝石に気づいた。
(あれが急所か。)
振りかざした剣で魔獣の喉元を着いた。
喉元の宝石は砕ける。
「ガ ガ ガ ガォ ガ」
魔獣は息絶えた。

若者の手には、茶色の宝石が握られていた。

天空から声がする。
「若者よ。お前の闘屈は、本物だ。
 その茶色の宝石は、魔獣を呼び出せる魔獣石だ。
 大切に使うが良い。」

天の声は消え、辺りは真っ白な光に包まれた。

つづく。 次回(時の魔法人の門⑪)

 

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脱二酸化炭素。

2020年10月21日 23時49分15秒 | 政治

2050年。

みんな死んでる。

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0261_神々の戦い(030)裕也の冒険-時の魔法人の門⑨-

2020年10月21日 20時49分12秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0261_神々の戦い(030)裕也の冒険-時の魔法人の門⑨-

扉が開く。
「ぎぃぃい。ぎぃ。」

--(4)闘屈の試練①--

扉を開け、一歩踏み出すと、そこは闘技場であった。
石で積まれたローマで見る古代の円形の闘技場である。
観客はいない。
「ズォォォ ワォ ォォォ」
だが、歓声が聞こえるようだ。
「若者よ。ここで魔獣と闘うのだ。
 さあ。武器を取るが良い。」
天から声が鳴り響いた。
左横に木のテーブルがあり武器が置かれている。
鎧(よろい)。剣。盾。槍。鉄網。鎖鎌(くさりかま)。鎖鉄球。
若者は、鎧をつけ、剣を腰につけ、鎖鉄球を右手に持ち、左手に盾を持った。
「武器は、選び終わったか?
 では、開始する。」
「ぶぅぅっぅぅ」
ほら貝の音が響き渡った。
「ゴ ゴ ゴ ゴォォォオオオ」
向かい側のゲートが開く。
魔獣である。
身の丈は、普通の人の3倍あり、
頭は3つで、牛頭で2つの長い角生え、牙が向き出ている。
体は、固い皮膚の鎧包まれて、手が4本あり、手の爪は鋭く尖って、
各手には剣を持つている。
張り詰めた空気。
闘いは、始まった。

つづく。次回(時の魔法人の門⑩)

 

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0260_神々の戦い(029)裕也の冒険-時の魔法人の門⑧-

2020年10月21日 18時08分58秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0260_神々の戦い(029)裕也の冒険-時の魔法人の門⑧-


--(3)知識の試練②--

次の本が机の上に浮かび上がる。
なめし皮で表紙に本のテーマが書かれている。
「第二の本。最初に生まれた者」


何日、読み続けただろう。
没頭する意識の中、知識が彼の頭に流れ込んでゆく。
一冊ごとの読破の痛みがある。
もう痛いのか痛くないのかも分からない。
血は、胸を伝わり腰、足、そして床に伝わり流れていた。
そして、2999冊を読み終えた。
(終わった。でも、何か足らない気がする。)
「良くやり遂(と)げた。
 真の知識人に成れるだろう。
 それでは、3000冊目の本を渡そう。
 これは、私の真理である。」
天空から声がし白金に輝く本が現れた。
「第三千の本。終わりの真理」
若者は、その本を開いて読んだ。
そして、結末は、
「闇の者。それは、神と人間を繋ぐものである。
 神を地に降ろし、そして、また天に帰す。
 争ってはいけない。
 全ては欠けてはいけないのだ。」
若者は、読み終わった。
手には、白金の宝石を握っていた。
傷と痛みは消えていた。
天から声が響く。
「それは、無から有を生み出す白金の宝石です。
 望みが必要ならば、無からそれは生み出される。
 心得るが良い。」

天の声は消え、辺りは真っ白な光に包まれた。

つづく。 次回(時の魔法人の門⑨)

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(Yuya's adventure)0037_misunderstanding of demons⑲(Closed demon②)

2020年10月21日 16時44分57秒 | Yuya's adventure.(Original novel)

(Yuya's adventure)0037_misunderstanding of demons⑲(Closed demon②)

-- (Closed demon ②) --

The six advanced towards the inside in an aisle.
There is no light around.
The cursed child raises her index finger high,
She shouted, "Suggeste."
A ball of blue light pops out of her finger and illuminates the front.
The ball of blue light moves in front of the six people at the same speed.
They saw a cage.
Twenty blue eyes are moving behind the bar.
Can the blue light be seen by those over there?
"Gaa Goo Gacha Gacha ..."
They hear a horrifying sound.
The six finally came to the front of the cage.
The iron grille is suspended by a thick iron chain.
Beyond that, a large rock was tied to it.
The Cursed Child began to cast spells.
"Lune Aude Rune Gyode ..."
The closed demon suddenly became quiet.
The cursed child shouted.
"Eje. Cut the chain."
And she handed her sword to Eje.
Eje puts the fairy of the whole body into the sword.
The sword was shining pale.
Eje "I'll do it"
"Gyun Gyun Gyun"
The chain broke "spat" despite its thickness.
(After all, I have to be)
Eje was proud.
(If it was Eje, the statue might have been hurt)
The cursed child thought.

"Gagagaga Dawn"

The bar loses the shackles that were hung.
It disappears as if sucked into the ground.

The six face the closed demon.
There is nothing that separates them from the demons.
The monster shouts "Gawn".
Suddenly, it attacks 6 people.
"I'll run away," cried the cursed child.
Is the monster a joy of opening or a carnal desire?
They come straight to them.
The six started running.
The cursed child was chanting a spell while running.
Therefore, how far the monster will follow.
The passage is full of rocks and has moss in places.
Mendia falls on the moss.
A monster that attacks.
"A"
Eje held Mendia's hand and jumped into the light.
All six of them became light and jumped up.

Mendia thanked her.
"I was saved. Thank you."
A monster runs too far under Mendia and Eje.
The cursed child was flying in front of it in the light.
"Let's go later." Eje was calm.
Mendia also muttered relievedly, "Yes."

to be continued. Next time (Misunderstanding of demons ⑳ (Great Brawl))


0037_魔物の誤解⑲裕也日記

--(閉ざされし者②)--

6人は、通路の奥に進んだ。
辺りに光はない。
呪いの子は、人差し指を高くあげて
「サジェステ」と叫んだ。
指から青い光の玉が飛び出し、前を照らす。
青い光の玉は、6人の前を同じスピードで進んでいく。
檻(おり)が見えた。
鉄格子の奥に20の青い目がうごめいている。
向こうからも青い光が見えるのか
「ガぁー ゴォー ガァー ガチャ …」
とおぞましい音が聞こえる。
6人は、とうとう檻(おり)の前まで来た。
鉄格子は、太い鉄の鎖(くさり)で吊(つり)り上げられている。
その先には、大きな岩が結び繋がれていた。
呪いの子は、呪文を唱え始めた。
「ルゥーン アウデ ルゥーン ギョウデェ …」
閉ざされし魔者は、急におとなしくなった。
呪いの子は叫んだ。
「エジェ。鎖を切って」
そして、剣をエジェに渡した。
エジェは、全身の妖気を剣に込める。
剣は、青白く光っていた。
エジェ「いくわよ」
「ギュン ギュン ギュン」
鎖は、その太さにもかかわらず「スパット」切れた。
(やっぱり、私でなきゃ)
エジェは、誇らしげだった。
(エジェなら像を傷つけられたかもしれない)
呪いの子は思った。

「ガガガガァ ドォーン」

鉄格子は、つるされていた束縛(そくばく)を失い。
地面に吸い込まれるように消える。
6人は閉ざされし魔者と向き合う。
魔者と隔てるものはない。
魔者が「ガォーン」と声をあげる。
急に、6人の方に襲い掛かってくる。
「逃げるわよ」呪いの子は叫んだ。
魔者は、開放の喜びか、それとも肉欲のせいか、
まっすぐに彼女らに向かってくる。
6人は、走り出した。
呪いの子は、走りながら呪文を唱えていた。
そのため、どこまでもついて来る。
通路は、岩だらけ、ところどころ苔(こけ)がついている。
メンディアが、苔に足をとられ転ぶ。
襲い掛かる怪物。
「ア」
エジェがメンディアの手を持ち、光になって飛び上がった。
6人、みんな、光になり飛び上がった。
メンディアは、礼お言った。
「助かった。ありがとう。」
メンディアとエジェの下を怪獣が走り過ぎていく。
呪いの子は、その前を光になり飛んでいた。
「後から行きましょ。」エジェは冷静だった。
メンディアも「そうね」ほっとして呟(つぶや)いた。

つづく。 次回(魔物の誤解⑳(大乱闘))

#Yuya #adventur #YuyaAdoventur #OriginalNovel #Misunderstanding_of_demons⑲ #Closed_demon② #English

 

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今日の日記(2020年10月21日)

2020年10月21日 12時18分38秒 | 宗教と私と仕事

ネットワーク経由のプリンタとスキャナが動かなくなりました。

PM01:13 複合機プリンタとマスク買ってきました。ダイレクトにも繋げます。

       今日は、将棋の応援しています。後日、棋譜を載せたほうは良いのでしょうか?

       聡ちゃん頑張れ!

PM06:25 0260_神々の戦い(029)裕也の冒険を掲載。

       今日は、おもろいTVない?誰か教えて。所さんかなぁ。

PM07:04 ストーリー考えてます。メール待ち。

PM08:37 今日は、遅くまで出来そうな気がする。

PM10:52 何かは言いませんが、やり過ぎました。

PM11:09 将棋が白熱してきた。

       聡ちゃん勝ったよ。

AM00:44 明日雨やから歩いて子よかなぁ。

       もう。寝よかなぁ。

AM01:40 30分歩いた。寝ます。

 

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0259_神々の戦い(028)裕也の冒険-時の魔法人の門⑦-

2020年10月21日 10時52分04秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0259_神々の戦い(028)裕也の冒険-時の魔法人の門⑦-

扉が開く。
「ぎぃぃい。ぎぃ。」

--(3)知識の試練①--

扉を開け、一歩踏み出すと、そこは本部屋であった。

天空に声が響く。
「ここは、知識の門である。
 お前の知識欲を試そう。」

そこは、本の棚に囲まれていた。
「この匂い。少しかび臭い。古い本の匂い。」
若者は、この匂いを気に入った。
「右端の本棚の右の一番上の棚の右端の本を取ってこい。
 その中央のテーブルと椅子を使うが良い。」
天の声は命令した。
若者は、本を取り、中央のテーブルに置き、椅子に座った。
そして、本の表紙を読む。
「第Ⅰの本。はじまり。」
若者は、興味をそそられた。
そして、本の頁を開いた。
読んでみる。
「宇宙のはじまりより以前には、神、仏、人間の区別はない。
 全てのものは、等しい。それを「生命」と呼ぶ。…」
(神と人間の区別はない。)
若者は夢中に読み進んだ。何時間過ぎただろう。
そして、1冊目の本を読み終わり閉じる。
「ビキン」こめかみに激痛が走り血がにじむ。
天から声が響く。
「そこに2999冊の本がある。
 その本には、宇宙の理が書かれている。
 まだ、先を読みたいか?
 1冊読み終わるごとに痛みは大きくなる。
 それでも読みたいか?」
天の声は、若者の答えを求めた。
若者は、迷わず答えた。
「私は、知識を追求します。」

つづく。 次回(時の魔法人の門⑧)

 

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0258_神々の戦い(027)裕也の冒険-時の魔法人の門⑥-

2020年10月20日 20時40分12秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0258_神々の戦い(027)裕也の冒険-時の魔法人の門⑥-


--(2)慈愛の試練②--

その長(おさ)は、女性に言った。
「この病気は、闇の民の仕業だ。
 恨(うら)むなら闇を恨め。」
そして、手を赤ん坊に当てようと伸ばす。
闇の若者は、見た。
その手からは、黒い怪しい妖気が出ていた。
若者は叫ぶ。
「だめだ!
 触るな!
 その手に触らせてはいけない!」
その長は、赤ん坊に触れ、若者に放り投げた。
若者は、その赤ん坊を受け止めたが、
赤ん坊の体は、みるみる爛(ただ)れていく。
だが生きている。苦しみ悶(もだ)えている。
「おのれ!悪め!」
若者は、渾身(こんしん)の力を手に込めて放った。
力の弾は、長(おさ)を目掛けて飛んで行く。
「ドゴン。」
力の弾は、命中した。
すると長の顔は、憎しみで歪(ゆが)んでいく。
本性が現れる。
姿は、白衣に変わる。
「我は、神。
 さらばだ。
 恨むなら己の闇を恨め。
 あははは。」
そう言って飛び立って空高くに消えた。
若者は、絶望のあまり思った。
「この者たちが、もう治らない病ならば、
 寿命が来ているならば、」
怒りで叫びだしそうだったけれど、心を抑えた。
そして言う。
「寿命ならば、安らかに死を与えたまえ。」
そして、拳を握った。
安らかな気持ちを街中に送った。
抱いていた赤ん坊は泣き止み体から光る魂が浮かび上がる。
そして、天に昇っていく。
街中の苦しむ人たちの体から光る魂が浮かび上がる。
そして、天に召(め)される。
若者の手には、青の宝石が握られていた。
天空から声が響く。
「それは、命を奪(うば)う宝石です。
 あなたは、確かに慈愛がある。
 それをあなたに与えよう。
 それは、あなたの思いと
 死ぬ者の資格によって力をだす。」
天の声は消え、辺りは真っ白な光に包まれた。

つづく。 次回(時の魔法人の門⑦)

 

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0257_神々の戦い(026)裕也の冒険-時の魔法人の門⑤-

2020年10月20日 19時38分30秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0257_神々の戦い(026)裕也の冒険-時の魔法人の門⑤-

扉が開く。
「ぎぃぃい。ぎぃ。」

--(2)慈愛の試練①--

扉を開け、一歩踏み出すと、そこは街であった。

天空に声が響く。
「ここは、慈愛の門である。
 お前の慈愛を試そう。」

街の道端には、多くの人が出ている。
若者は、どのような街か聞こうと街人に近づいた。
「うぅぅ。う。うぅぅぅ。」
街人は、呻(うめ)いている
顔は、半分爛(ただ)れている。
(う。何て惨(むご)い。)
若者は、この悲惨な状況にショックを受けた。
(これは、現実なのか?
 だとすると何が原因だろうか?
 何かの疫病なのだろうか?)
そういろいろ考え思った。
街のあちらこちらで呻き声を上げている。
(何て悲惨なんだ。)
ふと見ると、街の広場がある。
その中心で、黒い僧服を着て首から数珠を下げている者がいる。
その者は、何かを叫んでいる。
「この苦しみは、神から与えられた苦しみだ。
 神は、我々に試練を与えられる。
 この苦しみに耐えなければならない。
 甘んじて神の意志を受け入れるのだ。
 苦しくは無いのだ。」
その村長(むらおさ)らしきものには、
病気の気配も苦しんでいる様子もなかった。
その長(おさ)に赤ちゃんを抱いた女性が近づいて行く。
女性の体は、半分爛(ただ)れていたが、赤ちゃんは健康そうであった。
元気に泣いている。
「この子にお乳をあげれません。
 長(おさ)よ。どうかこの子を助けてください。」
女性は、苦しみながらも懇願(こんがん)した。

つづく。 次回(時の魔法人の門⑥)

 

 

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