私の母はテレビが大好きだ。特にミステリーの2時間ドラマをよく録画しては見ている。私はドラマはどんなジャンルも基本的に苦手なのだが、母は嬉々として見る。ところが、どういうわけか王道であるところの「火サス」や「土曜ワイド劇場」は華麗にスルーして、「金曜エンタテイメント」ばかり見ている。本人にも理由はよくわからないらしい。
何だかなぁ。大体主人公はお節介焼きの出しゃばりで、警察は威張ってる割には無能で、被害者は影で悪事を働いていて殺されてもしょうがないと思わせるようなヤツらで、犯人は「えー、こいつが?」と思わせるようなけなげな人物。売れてるか売れてないか、微妙なところの俳優がやらされるから、ものによっては配役を見た時点で読めちゃったりする。動機は大方過去の復讐でもって、最後はその復讐が完結しそうなところで主人公が「そんなことをして、死んだ○○さんが喜ぶとでも思ってるんですか!」なんて紋切り型のセリフ言って、言われた加害者はがっくり膝を落とすか自殺しちゃうか。で、事件が解決したと思ったら数ヶ月後にはシリーズ化されて、主人公がまた変な事件に首を突っ込む、と。
登場人物と舞台が違うぐらいで、大方この繰り返しでないの。どこが面白いのか理解に苦しむ。お節介焼きで出しゃばりな人間が苦手な私としては、事件が解決しても、はらわたが煮えくりかえるばかりでちっともスッキリしやしない。主人公ばっかりいい顔しやがって!たまには、どう考えても弁護の仕様がない極悪の犯人が出るミステリードラマがあるべきじゃないか。毎度けなげな犯人も、「そんなことをして死んだ○○さんが…」云々言われたら、「喜ぶと思うからやってんだ。部外者のクセに知った口聞いてんじゃねぇ!」って言い返してやりゃいいのに…とか、どうせ死んでもいいヤツらばっかり殺されるんなら最後まで復讐させてやりゃいいじゃねぇか…とか「あくまでフィクションなんだからカリカリしてはいけない」というドラマのお約束を無視してでも、イチャモンをつけたくなる。
まぁ、この文句を聞き入れて制作しようとしたら、ドラマとして成立しないか、放送不可能かのどちらかでしょうな。局や細かな話は違えど、これぞ「偉大なるマンネリ」というヤツか。
何だかなぁ。大体主人公はお節介焼きの出しゃばりで、警察は威張ってる割には無能で、被害者は影で悪事を働いていて殺されてもしょうがないと思わせるようなヤツらで、犯人は「えー、こいつが?」と思わせるようなけなげな人物。売れてるか売れてないか、微妙なところの俳優がやらされるから、ものによっては配役を見た時点で読めちゃったりする。動機は大方過去の復讐でもって、最後はその復讐が完結しそうなところで主人公が「そんなことをして、死んだ○○さんが喜ぶとでも思ってるんですか!」なんて紋切り型のセリフ言って、言われた加害者はがっくり膝を落とすか自殺しちゃうか。で、事件が解決したと思ったら数ヶ月後にはシリーズ化されて、主人公がまた変な事件に首を突っ込む、と。
登場人物と舞台が違うぐらいで、大方この繰り返しでないの。どこが面白いのか理解に苦しむ。お節介焼きで出しゃばりな人間が苦手な私としては、事件が解決しても、はらわたが煮えくりかえるばかりでちっともスッキリしやしない。主人公ばっかりいい顔しやがって!たまには、どう考えても弁護の仕様がない極悪の犯人が出るミステリードラマがあるべきじゃないか。毎度けなげな犯人も、「そんなことをして死んだ○○さんが…」云々言われたら、「喜ぶと思うからやってんだ。部外者のクセに知った口聞いてんじゃねぇ!」って言い返してやりゃいいのに…とか、どうせ死んでもいいヤツらばっかり殺されるんなら最後まで復讐させてやりゃいいじゃねぇか…とか「あくまでフィクションなんだからカリカリしてはいけない」というドラマのお約束を無視してでも、イチャモンをつけたくなる。
まぁ、この文句を聞き入れて制作しようとしたら、ドラマとして成立しないか、放送不可能かのどちらかでしょうな。局や細かな話は違えど、これぞ「偉大なるマンネリ」というヤツか。