時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

柳沢発言の問題点とは

2007年02月09日 21時23分24秒 | 政治
当ブログでは、かねてより柳沢厚労大臣の「女は産む機械」発言はもちろん、「子供二人が健全」という発言も大きな問題発言であると指摘して辞任は当然と主張しているが、どうも世間と温度差が生じているようだ(笑)。

人間とは問題が解決してしまうと、忘却してしまう性質があるが、秋篠宮紀子さまが男のお子さまをご出産なさったことで、皇室のお世継ぎ問題など、すっかり忘れ去られてしまったような……。

しかし、あの問題も、根は今回の柳沢発言と同じ部分にあると思う。皇太子妃・雅子さまが長い心労にお悩みになり、心身の体調を崩されてしまったのは、宮内庁を主に蔓延していた、まさしく「妃はお世継ぎを産む機械」という空気が主因だったのは明らか。普段は非常に温厚な皇太子さまが別人の様に怒りを表わされた記者会見でのご発言(雅子妃の人格否定)も、次元は一緒である。加えて言うならば、愛子さまをご出産後、次は親王様を……というのは「子供二人が健全」にも通じる。

なにも、こういう問題は皇室に限らない。一般の家庭でも「跡取りを産めない」という強いプレッシャーに悩み苦しむ女性は多い。

あの時も触れたが、発言の内容だけでなく、用いる言葉も非常に重要なのだ。言葉は時には凶器ともなる。そのような現実を認識せずに、「言葉狩りだ」などとのたまっておられる方は、だったら柳沢大臣が、東宮御所で皇太子ご夫妻を前に、あのような物言いをしたと想像してみればよろしい。どれだけ他人を傷付ける無神経極まりない言葉であるかが痛感できるであろう。

筆者は反体制で言葉狩りをしているのではない。他人の心情を理解できないデリカシーの欠けた人物は「厚生労働」という福祉分野のトップには不適格者だと述べているのである。

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武藤亜澄さん殺害事件の凶器紛失

2007年02月09日 19時11分00秒 | 社会・経済
武藤亜澄さん殺害事件で、犯行に使われた木刀や遺体切断に使用されたのこぎりなどの証拠品を、警視庁が紛失していたことが判明した。

勇貴被告が「ゴミとして捨てたかったが、年末でゴミ収集が終わってたから捨てられなかった」って言ってたやつだな。ちゃんと警視庁がゴミとして処分してくれた訳だ。

冗談はさておき、殺人事件の証拠品がこんな杜撰な管理をされているとは驚き。たったひとつでも有罪・無罪が変わる可能性だってあるだろ?
「誠に遺憾。公判影響がないとは言えないが、検察としては適正な判決を得るよう万全をつくしたい」って言ってるらしいが、弁護側がこれを利用して殺意の有無などを有利に持っていこうとする可能性だって無いとは言えない気がする。なんにしてもお粗末のひと言!


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