日本PTA全国協議会が発表した「親が子供に見せたくない番組」で『ロンドンハーツ』が堂々の四年連続ワーストワンの栄冠を獲得した。
今週の『ロンハー』も良かったネ。最後のリレーでの国生さゆりの頑張りは感動的だった。甲子園の高校野球よりも純粋じゃね(笑)? さらに芸能人のスポーツ大会みたいなバラエティーで頻繁に見られる、手を使ってはいけないルールなのに公然と手を使うような不正を厳しくチェックしていた点も好印象。基本的に、この番組のスタッフやキャストは真面目な人達だと感じる。
ところで昨年、V3を達成した時に書いたエントリーを探したが、見つからなかった。どうやら旧ブログで書いたらしい。リンクも面倒なので再掲しておく。
従来この手の調査は『八時だよ全員集合』や『オレたちひょうきん族』、『天才たけしの元気が出るテレビ』などが選ばれてた訳で、これで『ロンドンハーツ』もバラエティ番組史上に名を残す番組となりそうだ。
この番組を見ていていつも感心するのは、スタッフが非常に丁寧に番組を作っている点。
テレビ画面に入る文字をテロップ(またはスーパーインポーズ略してスーパー)と言うが、何故か今時は出演者が発した言葉をそのまま表示している番組が多い。耳が不自由な方々への配慮なのかタレントの滑舌が悪過ぎるのか原因は解らないが、ともかく何の工夫も感じられない。これに対して『ロンハー』のテロップは実に芸が細かい。「カリスマ(梨花)語録その12」とか「昭和の香り」とか。そこから見えてくるのは、テロップひとつでも「笑わせてやろう」というディレクターの意気込みだ。
文字に限らず、BGM、SE(効果音)、画面効果、インサート画像と、全てに渡って実に細かい。一度「格付けしあう女たち」をビデオに録り、確認してみるといい。例えば鈴木沙理奈が「オリジン弁当食って」と発言したのに対して、画面にはオリジン店舗のインサートが1秒入る。視聴者は何の意識もしないショットだが、あれひとつを入れる為に、まずオリジン東秀に連絡を入れて許可を取り、スチール素材の提供を受け(貰えない時は自ら撮影に出向き)、インサート用に再撮して画面にワイプするというとんでもない手間が掛かる作業になるのだ。
恐らく編集時間は、単にスタジオ収録テープを繋ぎ合わせてタレントがしゃべった言葉をそのままテロップに乗せてるだけの番組と比べ、2~3倍は掛かっているものと思われる。
「今やってる番組、イマイチ数字が伸びないんだよな~。タレントがつまんなくってさ」等と愚痴ってるディレクターがいるが、タレントがつまらないんじゃなくて、お前に演出センスが無いんだよと言ってやりたい。
演出家とは、単にキュー出してスタッフに指示してるだけの職業では無い。『ロンドンハーツ』スタッフに見られる様な職人的プライドを持って欲しい。テレビマンは職人なのである。
この調査に納得してる視聴者層と、「あるある」で取り上げられた食品を翌日スーパーへ買いに走ってた視聴者層はかなり重なっていそうだ(爆)。
今週の『ロンハー』も良かったネ。最後のリレーでの国生さゆりの頑張りは感動的だった。甲子園の高校野球よりも純粋じゃね(笑)? さらに芸能人のスポーツ大会みたいなバラエティーで頻繁に見られる、手を使ってはいけないルールなのに公然と手を使うような不正を厳しくチェックしていた点も好印象。基本的に、この番組のスタッフやキャストは真面目な人達だと感じる。
ところで昨年、V3を達成した時に書いたエントリーを探したが、見つからなかった。どうやら旧ブログで書いたらしい。リンクも面倒なので再掲しておく。
従来この手の調査は『八時だよ全員集合』や『オレたちひょうきん族』、『天才たけしの元気が出るテレビ』などが選ばれてた訳で、これで『ロンドンハーツ』もバラエティ番組史上に名を残す番組となりそうだ。
この番組を見ていていつも感心するのは、スタッフが非常に丁寧に番組を作っている点。
テレビ画面に入る文字をテロップ(またはスーパーインポーズ略してスーパー)と言うが、何故か今時は出演者が発した言葉をそのまま表示している番組が多い。耳が不自由な方々への配慮なのかタレントの滑舌が悪過ぎるのか原因は解らないが、ともかく何の工夫も感じられない。これに対して『ロンハー』のテロップは実に芸が細かい。「カリスマ(梨花)語録その12」とか「昭和の香り」とか。そこから見えてくるのは、テロップひとつでも「笑わせてやろう」というディレクターの意気込みだ。
文字に限らず、BGM、SE(効果音)、画面効果、インサート画像と、全てに渡って実に細かい。一度「格付けしあう女たち」をビデオに録り、確認してみるといい。例えば鈴木沙理奈が「オリジン弁当食って」と発言したのに対して、画面にはオリジン店舗のインサートが1秒入る。視聴者は何の意識もしないショットだが、あれひとつを入れる為に、まずオリジン東秀に連絡を入れて許可を取り、スチール素材の提供を受け(貰えない時は自ら撮影に出向き)、インサート用に再撮して画面にワイプするというとんでもない手間が掛かる作業になるのだ。
恐らく編集時間は、単にスタジオ収録テープを繋ぎ合わせてタレントがしゃべった言葉をそのままテロップに乗せてるだけの番組と比べ、2~3倍は掛かっているものと思われる。
「今やってる番組、イマイチ数字が伸びないんだよな~。タレントがつまんなくってさ」等と愚痴ってるディレクターがいるが、タレントがつまらないんじゃなくて、お前に演出センスが無いんだよと言ってやりたい。
演出家とは、単にキュー出してスタッフに指示してるだけの職業では無い。『ロンドンハーツ』スタッフに見られる様な職人的プライドを持って欲しい。テレビマンは職人なのである。
この調査に納得してる視聴者層と、「あるある」で取り上げられた食品を翌日スーパーへ買いに走ってた視聴者層はかなり重なっていそうだ(爆)。