衝撃的なニュースが伝わってきた。
元TBS所属で現在はフリーアナウンサーの川田亜子さんが自殺したという。
彼女の仕事で今でも強く印象に残っているのは『爆笑問題のバク天』の「太田光の一度はやって欲しかった」のコーナー。「ルパン?世の峰不二子のように、女の武器はどこまで通用するか?」の実験。まずはゲームセンターでUFOキャッチャー。何度も失敗する彼女に近寄ってきた店員に「あのぬいぐるみが、どうしても欲しいの」とオネダリ。すると店員は中からぬいぐるみを取り出して彼女にプレゼントしてしまう。次は商店街の福引。1枚だけ福引券を渡した彼女は惜しくも外れる。すると未練がましい様子で「今のは練習だから、もう一度ひきたい」と駄々をこねる。すると係員はもう一度引かせてしまう。しかも今度は当たり(笑)。笑いの神が舞い降りたと思った。「本当に男って、どうしようもねえなあ……」と、苦笑しながら見た記憶がある。裏返せば彼女がそれだけ魅力的な女性だったのだろうが。
今でこそ、ゆうこりんとか小林姉みたいなバラエティーで活躍する女子アナも見かけるが、かつては「民放のNHK」と呼ばれるお堅いイメージがあった。そんな中で川田アナは異彩の才を持ってバラエティーで活躍した。
彼女の最近のブログには体調や仕事についての悩みが多く書かれている。病んでる印象を強く受ける。心の病を抱えていたのかもしれない。
芸能界は華やかな世界だけに、裏の闇も普通の世界よりも暗い。そんな中に飲み込まれてしまった印象を受ける。惜しい人材を亡くしたと感じる。
謹んでご冥福をお祈りします。
【追記】
同じテレビ番組に出演していても、テレビ局のアナウンサーとタレントでは全く立場が異なる。終身雇用・年功序列は崩れてきているとはいえ、テレビ局のアナウンサーはまだまだサラリーマンである。余程のことがなければ会社をクビになることはないし、年齢がいけば出世もできる。いっぽうタレントは芸能プロダクションに所属していても究極は個人事業主と同じ。売れっ子はサラリーマンとは比較できない高収入を得られるが、需要がなければ簡単に解雇される。
たとえれば同じ野球選手でも、プロ野球選手と社会人野球選手のようなものだ。プロ野球選手は数億円の年棒を手に出来るが、成績が悪ければクビである。いっぽう社会人野球の選手は同僚と同じ給料だが、たとえ怪我をして野球ができなくなっても会社を辞める必要はない。
売れっ子の局アナが「独立しないの?」などと番組中にタレントからからかわれるシーンを見かけるが、どちらも一長一短だ。
川田さんのブログでは「うまくしゃべれない」などの悩みが書かれていたようだが、もちろん局アナであってもそれは悩みだろうが、フリーアナウンサーという立場ゆえに切迫した悩みとして圧し掛かってしまったのかもしれない。
さらに恋愛関係の悩みがあったと一部の報道もされている。ブログ中にも重大な事態を推測されるような記述があった。
そうした諸々の事情が重なってしまった結果、このような悲劇が起きてしまったのか。返す返すも残念でならない。
ただひとつ言えることは、追い込まれてしまった人間は周囲が見えなくなってしまう。現在の苦境から逃れられなく見えてしまう。しかし、実際にはそんなことはない。人生にはもっとたくさんの選択肢がある。
いま「死にたい」と思っている人にアドバイス。死ぬことは止めない。でも騙されたと思って、死ぬのを1年だけ延期してみてくれ。1年経っても、やはり「死ぬ」こと以外の道が無いと思ったら、その時は仕方ないと思う。それ以上は止められない。でも、ほとんどの場合(全てといっても良いが)は、その間に別の解決法が見つかるように思う。これは経験談でもある。
元TBS所属で現在はフリーアナウンサーの川田亜子さんが自殺したという。
彼女の仕事で今でも強く印象に残っているのは『爆笑問題のバク天』の「太田光の一度はやって欲しかった」のコーナー。「ルパン?世の峰不二子のように、女の武器はどこまで通用するか?」の実験。まずはゲームセンターでUFOキャッチャー。何度も失敗する彼女に近寄ってきた店員に「あのぬいぐるみが、どうしても欲しいの」とオネダリ。すると店員は中からぬいぐるみを取り出して彼女にプレゼントしてしまう。次は商店街の福引。1枚だけ福引券を渡した彼女は惜しくも外れる。すると未練がましい様子で「今のは練習だから、もう一度ひきたい」と駄々をこねる。すると係員はもう一度引かせてしまう。しかも今度は当たり(笑)。笑いの神が舞い降りたと思った。「本当に男って、どうしようもねえなあ……」と、苦笑しながら見た記憶がある。裏返せば彼女がそれだけ魅力的な女性だったのだろうが。
今でこそ、ゆうこりんとか小林姉みたいなバラエティーで活躍する女子アナも見かけるが、かつては「民放のNHK」と呼ばれるお堅いイメージがあった。そんな中で川田アナは異彩の才を持ってバラエティーで活躍した。
彼女の最近のブログには体調や仕事についての悩みが多く書かれている。病んでる印象を強く受ける。心の病を抱えていたのかもしれない。
芸能界は華やかな世界だけに、裏の闇も普通の世界よりも暗い。そんな中に飲み込まれてしまった印象を受ける。惜しい人材を亡くしたと感じる。
謹んでご冥福をお祈りします。
【追記】
同じテレビ番組に出演していても、テレビ局のアナウンサーとタレントでは全く立場が異なる。終身雇用・年功序列は崩れてきているとはいえ、テレビ局のアナウンサーはまだまだサラリーマンである。余程のことがなければ会社をクビになることはないし、年齢がいけば出世もできる。いっぽうタレントは芸能プロダクションに所属していても究極は個人事業主と同じ。売れっ子はサラリーマンとは比較できない高収入を得られるが、需要がなければ簡単に解雇される。
たとえれば同じ野球選手でも、プロ野球選手と社会人野球選手のようなものだ。プロ野球選手は数億円の年棒を手に出来るが、成績が悪ければクビである。いっぽう社会人野球の選手は同僚と同じ給料だが、たとえ怪我をして野球ができなくなっても会社を辞める必要はない。
売れっ子の局アナが「独立しないの?」などと番組中にタレントからからかわれるシーンを見かけるが、どちらも一長一短だ。
川田さんのブログでは「うまくしゃべれない」などの悩みが書かれていたようだが、もちろん局アナであってもそれは悩みだろうが、フリーアナウンサーという立場ゆえに切迫した悩みとして圧し掛かってしまったのかもしれない。
さらに恋愛関係の悩みがあったと一部の報道もされている。ブログ中にも重大な事態を推測されるような記述があった。
そうした諸々の事情が重なってしまった結果、このような悲劇が起きてしまったのか。返す返すも残念でならない。
ただひとつ言えることは、追い込まれてしまった人間は周囲が見えなくなってしまう。現在の苦境から逃れられなく見えてしまう。しかし、実際にはそんなことはない。人生にはもっとたくさんの選択肢がある。
いま「死にたい」と思っている人にアドバイス。死ぬことは止めない。でも騙されたと思って、死ぬのを1年だけ延期してみてくれ。1年経っても、やはり「死ぬ」こと以外の道が無いと思ったら、その時は仕方ないと思う。それ以上は止められない。でも、ほとんどの場合(全てといっても良いが)は、その間に別の解決法が見つかるように思う。これは経験談でもある。