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やさしいテレビ局

2008年06月11日 17時00分00秒 | マスコミ
夢……ワイドショー独占

加藤容疑者は携帯サイトにそう書いた。
彼の夢は実現した。

月曜日のワイドショーがトップでこの事件を取り上げるのは当然だ。
火曜日に続報が出るのも仕方ないだろう。
しかし今日も依然としてトップで大々的に報じている。

もちろん留置場にいる加藤は、夢がこれほど実現したことを知らないだろう。
しかしテレビの前にいる第2・第3の加藤は「なるほど、夢は叶うのだ」と思って見ているに違いない。
テレビ局よ、いい加減にしとけ。


【追記】
6.12.
木曜日。ワイドショーは依然として騒ぎ続けている。
マスコミによって、一部の人間たちの間で加藤がだんだん神になっていく。どう責任を取るのか?

さらに気になったのは『ピンポン』で「悲惨な現場を携帯で撮っている人間が多数おり、それがネット上にアップされていた」とネット批判。

戦場写真などで良く議論される。
「写真を写してる時間があるなら、まず倒れた人を助けろ」
報道側の論理は、こうだ。
「確かに人命が一番尊い。しかし悲惨な現場を報道することで戦争が終われば、何十万、何百万の命が救われる」
現にマスコミは今回の秋葉原の事件でも、悲惨な現場の映像を膨大に流し続けている。
ネット上にアップされた画像や動画にも、こうした効果が大いにあったと感じる。
どこが違うのか?
BBR氏が「マスコミの敗戦処理」と上手い表現をしておられたが、完全に出遅れたマスコミの八つ当たりにも見える。

報道する権利はマスコミだけにあると考えているとすれば時代錯誤の特権意識だ。記者クラブ根性と一緒。
現場で撮影している一般人の中には、愉快そうに見える人間もいたと『ピンポン』は指摘する。
マスコミはきちんとした倫理観を持って報道するが、一般人にはそうした倫理観が欠けているから報道する権利はない――といいたいのならば、TBSや『ピンポン』も報道する権利など捨てろ!
石川遼選手を盗聴依頼するようなメディアに報道倫理など無いのだから。

6.13.
AM.11:30からのニュース枠。
日テレのトップは日朝交渉。フジは大型トラックの交通事故。
TBSとテレ朝は依然として秋葉原。
テレビ局の腐り具合がわかる試金石だな。

コメント
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