Ｍ－１で炎上したブログ

Ｍ－１がすっかり大イベントになったようで、放送終了後も色々と話題を振り撒いている。
まずはキングコング西野。ブログで「つまらないネタだった」とファンに謝罪。最終決戦３組に残ったんだから「つまらないネタだった」とは思わないけど。それに最初の洋服屋のネタは別の番組でも見た事あるしww。ウケテル持ちネタだろ？　優勝できなかったのはサンドウィッチマンの方が上だった――ただ、それだけ。キングコングは３年ぶりのＭ－１参加で、すでに売れっ子芸人。決勝の顔触れを見て「自分たちなら優勝できる」って自信があったんだろうね。その無念さが暴走したのか、その後のブログで「言い逃げはずるい」と匿名ネット批判を逆批判してブログ炎上。原因は「批判するなら反論する機会を保証するべき」と主張しながら当該ブログにコメント欄が無いため。まあコメント欄を付けたら大量の批判コメントがつくのは必至で「それウゼ～」って気持ちはわかるwwww。でも、やっぱり突っ込まれるよな。コメ欄付けて自由に書かせればいいのに……と単純に思う。
そんな感じでコメント欄に批判が集中しているのはＭ－１予選落ちした倉持結香って女の子のブログ。残念ながら筆者は彼女を知らない。Ｍ－１に出たって事だが、ブログを見るとアキバ系アイドル予備軍って印象（好きなモビルスーツとか）。「お笑いがわかっていない」と観客批判、「売れっ子芸人とそうでない参加者に待遇差がある」と主催者批判、そして「何であんな人たちが合格なのか分からないんですよ。メガネぶん取って粉々に踏みつけてやりたい」と合格者批判。まさに言いたい放題。こちらはコメント欄をちゃんと付けていて、1000以上のコメントがついている。
本人も知らないし、ネタも見たことないんだが、ブログを読めばユーモアセンスを推測することはできると思う。「あんまりおもしろいネタじゃなさそう」が正直な感想。まあ名前を記憶に挟んどいて、機会があれば見てみよう。16歳だから仕方ないと思うが、彼女の主張はほとんど間違い。独善的でしかない。ただし的を射ている部分もある。例えば客の態度の問題。でも、これは客を批判するよりも、そういう観覧システムを採用している主催者の責任。観客によって審査が左右されるとするなら、審査中は会場から客の出入りができないようにしておくべき。売れっ子芸人とそうでない者に待遇差があり、それが仕方ない（そうしなければ売れっ子が出ない等）ならば、「みんな平等」なんて建前は述べずに、たとえばシード制などを採用するべき。最初から差があるんですよと明言しとけば、こういう不満は出ないはず。別にシード制が平等なチャンスを崩すことにはならない。プロゴルフだってシード権を持つ選手は決勝から、そうでない者は予選からの出場になる。と、かなり手厳しく批判したが、ではキングコング西野のブログと、このユカって子のブログのどちらに好感を持つかと言えばユカって子のほう（別に若い女の子だからではない）。1000超の批判コメントにレスするなんて無理だが、辛らつな批判も一切削除した様子もなく、きちんと掲示している所がエライ（笑）。かなり酷いコメントも多いのに。16歳の女の子にしては、かなり肝が座っている。本人ではなく事務所の方針ならば、なかなかの事務所だ。キングコング西野に、この度量があれば一回り大きい芸人になれる気がする……www