チャンスをピンチに変える民主党

「横峯良郎参院議員に愛人・賭けゴルフ疑惑」の第一報で、「自民党を追い詰めようとすると、必ず何か問題が発覚する民主党だが、またしでかした」と書いたが、その後も出てくる、出てくる……。まもなく国会が始まるというのに、どうなるのかね？

★不倫疑惑の姫井由美子議員
「政治とカネ」問題などと違い、議員の資質を問う問題ではない。しかし民主党にとっては一番痛い問題かもしれない。当選後の姫井議員を何度もテレビで見かけた。民主党の腹積りは、総選挙後の小泉チルドレン・片山さつき議員や佐藤ゆかり議員のように、民主党のマドンナとして売り出すつもりだったと思う。しかし、これでその目論見は御破算だろう。単なる不倫ならばともかく、書かれた性癖が生々し過ぎる。しかも記事だけなら信憑性が疑わしいが、ご丁寧に写真まで多数、掲載されている。あれを見れば「何も無かった」とは、どうしても考えにくい。おそらく民主党はしばらく姿を隠させてほとぼりほ冷ます考えだろうが、大事な”駒”をひとつ失ったのは明らか。姫井議員、反自民の逆風でヒロインにもてはやされていたが、当選前には周囲でこんな事件も起きている。今にして思えば、周囲に結構やばそうな人間たちが群がっていたのでは？という疑念も持つ。
★横峯良郎議員、出版社を訴訟
個人でしたというよりは、党の指示だろうか？だとしたら完全に逆効果だろう。小林憲司や西村真悟という名前を聞いて、どんな事があった人か直ぐに思い出す人がどれほど居るだろう。ニュースブログを書いているブロガーですら「あれ？何したんだっけ？」という感じだろう。筆者も恥ずかしながらgoogleで再確認した（笑）。「人の噂も七十五日」、どんなに騒がれている問題でも時が経つと次第に忘れ去られていく。しかし裁判となれば、そうは行かない。日本の裁判は時間が掛かると定評（？）がある。さらに一審判決で確定せずに控訴されるのは確実。となれば定期的に、この裁判が報じられ、その度に横峯スキャンダルを国民に思い出させる結果となる。その時になって「私は貝になりたい」と思っても後の祭り。
★選挙違反で運動員が逮捕の青木愛議員
不覚にも民主党の比例候補者名簿を見たとき、「かなり可愛い議員が民主党にいるんだな。なんで、もっと表に出さないんだろう」と思ってしまった。もちろん議員レベルでは可愛いと思ったのだが……。今回の問題で調べてみると「元芸能人」だったらしい（笑）。全く知らなかった。「芸能人」の線引きも難しいのだが……。テレビに出れば芸能人って物差しは無い。テレビに出ない芸能人もいれば、テレビに出てる素人もいる。芸能で食えてる人間と規定すれば、芸能人なんて今の一割以下になりそう。たとえば『エンタの神様』に初登場クラスのお笑いタレントでは月収10万以下なんて珍しくない。舞台後バイトに行くとカンニングがネタにしていたが、実態はそんな物。逮捕された支援者が印刷会社社長とか看板製作会社社長とかいうのも、なんかイメージ悪い感じ。姫井議員の事があるせいか（笑）？さらに、この選挙違反には民主党超大物議員の秘書のアドバイスがあったという噂もある。辻元清美の秘書給与問題で、当時の社民党党首・土井たか子の政策秘書・五島昌子が指導していたような物か？　その超大物議員にまで及べば民主党にとっては一番苦しい問題となるだろう。