報道は事実に基づいたものでなければならない。
事実には範囲と深さがある。広範囲にわたる事実は深さは浅くせざるを得ない。広範囲でしかも深さを追求したのでは、その報道量は膨大を極め、すべてを報道することは不可能となる。かといって、範囲を極限して深さを追求すると詳細な情報を報道できるが、全体が見えなくなる。範囲と深さを適当に設定するためには冷静な判断力が必要になる。この頃のメディアの報道を見ていると . . . 本文を読む
森友学園、加計学園で政治が揺れている。 その中で野党やメディアや評論家が「真相究明」と騒いでいる。この場合の「真相」とはすでに自分達の出した結論に行きつくことである。それ以外の真相はあり得ないと思い込んでいるようである。反対に自分達の思い込んでいる真相に行きつかない限り、誰が何と言おうと納得しない。強制的にでも自白させようという意気込みさえ感じる。冷静さを欠いているし、科学的な思考から乖離して感情 . . . 本文を読む