改正男女雇用機会均等法が施行されて、
女性または男性のみの募集ができなくなり男女を区別する職業名も求人広告で原則禁止されている。看護婦→看護師、保母→保育士、仲居さん→接客係などと職種の名称を言い換えるそうである。私は正直言っておかしいのではないかと首をかしげると同時にその滑稽さに思わず笑ってしまう。またもや「みんな同じことが平等」という場面に出くわした感じである。しかも、形だけの内容を伴わ . . . 本文を読む
若者の間で「ダサイ」という言葉がよく使われる。
「ダサイ」の客観的な評価基準はなさそうで、本人の主観と思い込みに基づいて発せられる表現のようだ。反対に「カッコイイ」というのも同じだ。そしてその中間に「ナンカヘン」がある。この三つの言葉をよく分析してみると若者の「個人」と「集団」の関わり合いが見えてくる。
まず、「カッコイイ」は、
ある個人が個性を発揮してテレビや新聞雑誌などで服装や言動 . . . 本文を読む
航空、鉄道、通信、電気、ガス、水道、バス、タクシー、住宅、米、
などが世界に比して日本が高水準の価格を維持しているものである。この共通項を見てみると、必ず国が大きく関与していることがわかる。航空、鉄道、通信はご存じの通り最初の母体は国有会社である。半官半民で出発した日本航空、国が経営した日本国有鉄道、日本電信電話公社などである。途中で払い下げされたり民営化されたものである。
電話、電気、ガ . . . 本文を読む
ゴミをポイ捨てすることは悪いことである。
これは間違いないことである。それではゴミが落ちていても拾おうともせず見て見ぬ振りをしていることは悪いことだろうか(イヤ悪いことではない、しかし良いこととも言えない)。私も含めて、一般の善良な市民はたいがい「悪い人」にはなりたがらない。悪いことは自らしないさせないということは最低限重要なことである。しかし、これは最低限である . . . 本文を読む
仕事を一時期お休みして優雅な生活を送っている。 通勤帯でしか外部との接触がなく、ほとんど就業時間は職場で過ごしていたのであまり気付かなかったが、日中に電車に乗ると意外と赤ちゃん連れの若いお母さんを目にすることが多い。世の中で一番大切なものを大事に抱きかかえて守っている姿を見ていると、何となくホッとして平和で安泰な気持ちになる。そしてそのお母さんの顔が菩薩に見える。赤ちゃんは本当にいたいけで、か弱い . . . 本文を読む
私の職場では当然の如く分煙がなされている。
別に吸わない人が嫌煙権を強烈に主張したわけでもなく上層部から強制されたわけではない。喫煙者が何となく非喫煙者の迷惑そうな雰囲気を察して自ら室外に喫煙所を設けて室内は禁煙となった。社会状況も関係しているかも知れないが、今のところ円滑かつ円満に分煙がなされている。
私はもうタバコを止めて30年近くになるが、
若かりし頃 . . . 本文を読む
日本のテレビや新聞を見ていると、
本当に日本国中津々浦々までの些細な事件や話題までも取り上げて報道している。そんなこと報道して何になるんだとも思う。いつも見た後で「だから何なんだ」「それでどうした」「何が言いたいんだ」と独り言で呟いている。その疑問に答えられない報道については、ほとんどその場で忘れ去られてゆく。たぶん世の中の人も多かれ少なかれそうだし、期間の長短はあっても最終的には使い捨ての垂 . . . 本文を読む
匿名とは、無記名もしくは別名を用いて自分の実名を隠す事である。
個人情報保護ということで間違って実名が公表されると大騒ぎになるが、実名を公表する事は個人の自由である。他人の個人データを不正に利用する事が悪い事であって、個人情報保護で取り締まるべきは他人の個人データを不正に利用する人達に対してであって、個人データを間違って公表した人ばかりではない。不正に利用されなければ公表しても問題ないはずで . . . 本文を読む