uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
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トランプ氏 在日米軍について「なぜ日本が駐留経費を100%負担しないのか」

2016-03-24 03:45:51 | 日記
【ワシントン=加納宏幸】

米大統領選の共和党候補指名争いで先行する不動産王、

ドナルド・トランプ氏(69)は21日、

米紙ワシントン・ポストの論説委員らとの会合で

日本や韓国への米軍駐留が米国の利益になるかと問われ、

「個人的にはそうは思わない」と語り、

アジア太平洋地域への関与を見直す考えを示した。

米国が以前ほど裕福ではなく、

その余裕がないとの認識を理由に挙げた。



トランプ氏はこれまでも日本に

米軍の日本防衛の代償を払わせると主張してきた。

オバマ政権はアジア太平洋の安全保障を重視する

「リバランス(再均衡)」政策を進めてきたが、

トランプ氏が政権を取れば大きな政策転換を伴いそうだ。

 

同紙が21日に公表した会議録によると、

トランプ氏は米軍駐留経費の日本側負担に関し、

「なぜ100%(の負担)ではないのか」と疑問を投げかけた。


中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)に侵攻した場合の対応については、

「何をするかは言いたくない」と答えた。

オバマ政権下で日米は尖閣諸島に関し、

米国による日本防衛義務を定めた

日米安保条約5条の適用対象であることを重ねて確認している。


トランプ氏は中国による南シナ海への進出について、

中国製品に高関税を課すなど

貿易面での圧力で解決を目指す考えを強調。

北大西洋条約機構(NATO)に関しても

ウクライナ問題などで欧州側の加盟国が

より多くを負担する必要があるとの認識を示した。


-産経新聞 3月22日(火)19時22分配信 -







泡沫候補の大統領当選が現実になりつつある。

トランプのような馬鹿が本当に大統領になったら

世界の終わりだろう。



自分が何を言っているのか

全く自覚していないところが笑える。


自分は経営者であり

その経営感覚でアメリカを再生するつもりらしいが、

その吐いた毒がどんどんアメリカを追い込むことになるのに、

その重大さに気づいていないようだ。



他に吐いた毒については

ここでは触れず、日本周辺の関係のみ問題にしたい。



そもそも在日米軍が存在する理由自体

彼は分かっていないのだろうか?

多分日ごろの馬鹿さ加減の目立つ言動を聞くと、

本当に分かっていないと思う。


太平洋戦争終了後、占領軍がそのまま駐留し続けているのが

在日米軍だ。


占領軍が居座り続ける理由に

日米安保を持ち出しているだけのくせに

何故日本が100%の基地負担をしなければならないのか?


アメリカにとって日米安保の本音は

自国の防衛拠点の確保にある。


アメリカの描く極東有事の際の拠点として

在日米軍とその基地が存在する。

日本の防衛など、そのおまけに過ぎないのは

日本国政府だって最初から承知していたはず。


当時の占領軍の政策と折り合いをつけ、

日本の有事の際の防衛保証を確保すると云う

屁理屈に近い論法で日米安保は成り立っている。


東日本大震災の際、米軍はいち早く

「トモダチ作戦」を展開した。


それは内外に日本との強い絆を印象づけたが、

あくまでそれは災害に対応した処置であって

有事の際の行動にそのまま結びつく保証は何処にもない。


いや、正確には日米安保がその保証であるべきだが、

本当に守ってくれるのかについては

実に心もとなかったのが現状だ。


そんな中、尖閣有事の際の対応について、

度々アメリカ首脳・軍事関係者に対し、

軍事行動の対象になるのか

日本の政府の意向を酌んだマスコみによる確認行為が行われた。

それに対する言質が

日本側にとっての日米安保の一番の存在理由である。


然るに泡沫候補にすぎない彼は、

米国は以前ほど裕福ではなく、

余裕がないからアジア太平洋地域への関与を見直すと云っている。


この言葉が示す意味は、単に基地負担の問題に止まらず

有事の際のアメリカの対応は

「裕福ではなく、余裕がないから手を引く」

可能性を示唆するのだ。


いざ中国が攻めて来たら

在日米軍は全く動かず、事態を傍観するかもしれないとの

疑心暗鬼が日本中に蔓延するだろう。


その読みは中国も同じで、

あのバカ候補が大統領になったら、

中国が尖閣に攻めてもアメリカが反撃してこないなら

日本単独との戦争になる。

もしそうなら「自衛隊など怖くない」と

日ごろからうそぶく中国軍事関係者たちと

習近平の思うつぼになる。


そうなるとどうなるか?



勿論その絶好の機会を逃さず

躊躇なく、尖閣諸島に軍事進攻を始める。


日本はもうアメリカの同盟は期待できず、

そうなる前の予防策として、

単独での対応を迫られる。


つまり自衛隊の防衛力強化を急ぎ、

日本の本格的な再軍備・拡張路線が本格化することになる。

情勢の変化次第では、核武装の可能性だって出てくるかも?

そういう流れが加速すると、日本国内の反戦勢力は圧殺され

日本の民主主義は大きく後退するだろう。

だって日本国民は誰しも、

ただ中国に蹂躙されるのを見たくはないから。



戦後GHQが主導して作られた日本の民主主義政治体制は

その時崩壊する。




彼はまだ、候補の候補に過ぎず、

アメリカがとり続けてきた実際の戦略に対し

関与できる立場ではないから

自分の吐いた言論に対し、

現時点で責任は負わなくともよいと思っているかもしれないが、

大きな間違いだ。


大統領選の有力候補の主張を支持する国民が

それだけ多いと云うことは、

アメリカ国民の多数の意思を象徴することにもつながる。


アメリカ国民の誰もが

他国である日本なんかを守るために死にたくないし

戦争のための負担増を負わされたくないだろう。



そうなると世界中にアメリカ傍観論が一気に広がり、

世界の警察としての軍事的地位が保てなくなる。


そのことによる地位失墜のもたらす影響の大きさに

近い将来、アメリカ国民は茫然自失となるかもしれない。


今までアメリカが確保してきた国益を

あの泡沫候補は、

自分の浅知恵で文字通り「水の泡」にしつつあるのだ。


そして日本はどんどんアメリカの傘から離れ

独自の道を歩むだろう。


大体、南沙諸島問題も、

関税を挙げることで解決できるなんて

本気で思っているのか?

あの習近平がそんなことでビビるハズないでしょう。


♪アメリカが馬鹿で埋まってゆく♪



ホントは笑っている場合ではないはずだが、

彼の言動を聞いていると何故か笑えるオヤジが一句。





パンドラの 箱を開けても 知らぬ顔



お粗末。