乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

シャガ (胡蝶花)

2008-04-28 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

           シャガ

 

   

 

 今年もシャガの花が咲きました。

 別名 胡蝶花。

 年中、先のとんがった美しい緑の葉が元気。

 加えて、この季節には薄紫のかかった白い花。

 控えめな感じが好きで、この季節を楽しみにしています。

 この花を好きな方も多くいらっしゃるようで、日本画のモチーフにもよく用いられています。

 

 この花は山で度々、見かけたことがあります。

 少し陰の湿地帯に群生していることが多く、下山途中に、シダの群生、続いてこの花を見られる場合があります。

 この花を見かけると、山里に近づいた感じがして、緊張が解け、ほっと一息。

 山の中でこの花に出会うと、まるで蝶が乱舞しているような錯覚にも陥り、まだ山から離れたくないといった感覚にもなります。

 乱蝶、乱鳥です・・・(・・;;)

 シャガの花が咲くと、懐かしい。

 山を歩いていた若かりし頃を思い出します。

 

 シャガは木陰が好むため、紅葉の大木の下に 蕗やシダと一緒に群生させて楽しんでいます。

 しかし、シャガは姿の可憐さとは裏腹に、抜いても抜いても領地を広げてきます。

 思わぬ所から美しい小さな緑が顔を出しますので、笑っちゃいます。

 葉は地下茎でつながっているようで、とてつもなく範囲を広げてくるのです。

 可憐で控えめに見えるシャガの又違った一面を見ることができ、かえって幸せを感じます。

 

 

     陰ひなた 控え誇りし 胡蝶花

                  って、何のこっちゃ?

 

 たわいのない、私の好きなシャガの話でした。

 読んで下さった皆様、どうもありがとうございます。

 皆様に幸あれ!

 

 

 

 

 

 

 

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『木々高太郎全集 5』  朝日新聞社  追記あり

2008-04-28 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 記録だけ  2008年度 32冊目   

 

  

   『木々高太郎全集 5』

 

                   

 著者 木々高太郎

 朝日新聞社 

 上下段・415ページ 980円

 昭和46年2月25日 第1版発行

 

 本日木々高太郎全集 5』 を読了。

 第5巻には次のような作品が載せられている。

 

5 『わが女学生時代の罪』(1949)   

  「タンポポの生えた土蔵」(1954)   

  「千草の曲」(1955)   

  「バラのトゲ」(1955)   

  「オリムポスの山」(1956)   

  「異安心」(1957)   

  「細い眼の孫娘」(1958)   

  「悪い家系」(1959)   

  「銀の十字架」(1962)   

  「失踪」(1967)   

  「幻滅」(1968)

  

 以上短編10と長篇1作品。

 短編においては「」、長篇は『』という形で今回も記録することにした。

 

「タンポポの生えた土蔵」と「バラのトゲ」は、平凡だが、切れ味の良い作品。

 全体を通して考えると、少しマンネリ化の感をぬぐえない。

 やはり木々高太郎氏の書かれた中で、今のところは 「網膜脈視症」が一番私の好みと感じる。        

       上 午前4:30書く

   

       追記 午前8:30

 今朝は4時前までかかって、五巻目を読んだ。

 読感など書けたものではない。

 まだ眠い・・・。

 

 このところテレビで芝居を観ている時間が長い。

 料理に草抜き、猫チャンとの遊び時間も確保したい。

 時間の使い方がまずいのか・・・。

 

 先日は 図書館でお願いして、同県内から借りていただいた木々高太郎全集の4、5、6巻目のうち、たった一冊しか読めなかった。

 5、6巻目は難儀して 家族に探してもらったが、某図書館にはあらず。

 仕方なしに図書館に相談を持ちかけると、快い返事をいただいた。

「一ヶ月ほど 間を開けていただきましたら、借りることができますよ。」

 

 胸躍らせ 飛び上がる乱鳥。

 だが、その一ヶ月が私にとっては地獄のように長い。

 胸躍らせ羽ばたく乱鳥は、一瞬にして 急下降・・・。

 そして、落胆・・・。

 

 母の落ち込みを 見るに見かねた子供が、某図書館で借りてきてくれた。

「お母さん、教科書も重いから、二冊はぷー!やわ。」

 鞄を手に持つと、なるほど、重い。

 ずしりと腕にくいこむような重みは、そのまま 子供の親に対する思いやりと感じたという、おめでた~い母親。

 

「返却は一冊ずつにして。」

の言葉に、せっせと読書をこなしてゆく。

 これって、一種の仕事感覚か・・・。

 眠気をこらえ、朝までかかってやっとこさで読めた5巻目。

 読みいきった本を目で流し、子供宣わく、

「今日は教科書が多いから、明日 持って行くわ。」

 ・・・・・・。

 かくして私の徹夜まがいの努力はむなしく終わったのである。

 

 

 朝日新聞社 木々高太郎全集 全6巻(1970-1971)

1 「網膜脈視症」(1934)   

  「睡り人形」(1935)   

  「青色鞏膜」(1935)   

  「恋慕」(1935)   

  「就眠儀式」(1935)   

  「完全不在証明」(1935)   

  「医学生と首」(1935)   

  「幽霊水兵」(1935)   

  「決闘」(1936)   

  「胆嚢」(戯曲)(1935)   

  『人生の阿呆』(1936)   

  「印度大麻」(1936)

 

2 「女と瀕死者」(1936)   

  「無気味な老医]師」(1936)   

  「緑色の眼」(1936)    

  「盲いた月」(1936)    

  「死の乳母」(1936)    

  「夜の翼」(1937)    

  「ヴェニスの計算狂」(1937)    

  「大浦天主堂」(1937)    

  「女の政治」(1938)    

  「水車のある家」(1940)   

  「文学少女」(1936)   

  『折芦』(1937)   

  「女の復讐」(1937)  

  「蝸牛の足」(1937)   

  「封建性」(1937)

 

3 「風水渙」(1937)   

  「死人に口あり」(1937)   

  「秋夜鬼」(1937)   

  「柊雨堂夜話」(1938)   

  「永遠の女囚」(1938)   

  『笛吹-或るアナーキストの死』(1940)   

  「宝暦陪審」(1939)   

  「婚礼通夜」(1939)   

  「ベートーヴェン第十交響曲」(1940)   

  「ストリンドベルヒとの別離」(1940)   

  「東方光」(1941)   

  「葡萄」(1942)

 

4 「呪縛」(1946)   

  「新月」(1946)   

  「月蝕」(1946)   

  「無花果」(1947)   

  『彼の求める影』(1957)   

  「冬の月光」(1948)   

  「老人と看護の娘」(1949)   

  「人形師の幻想」(1949)   

  「少女の臀に礼する男」(1950)   

  「夜光」(1952)   

  「幻想曲」(1952)   

  「X重量」(1953)   

  「六条執念」(1954)

 

 『わが女学生時代の罪』(1949)   

  「タンポポの生えた土蔵」(1954)   

  「千草の曲」(1955)   

  「バラのトゲ」(1955)   

  「オリムポスの山」(1956)   

  「異安心」(1957)   

  「細い眼の孫娘」(1958)   

  「悪い家系」(1959)   

  「銀の十字架」(1962)   

  「失踪」(1967)   

  「幻滅」(1968)

 

6 『随筆・詩・戯曲ほか』

 

 

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