『南都楽人』
春日大社の節分 舞楽奉納を楽しむ。
五時半から始まった舞楽。
おそらく演目(曲?)は『南都楽人』
解説をなさっていた方が、この舞楽は何十年されてなく、見るのは初めてだとおっしゃっていた。
調べて見ると、雅楽の演者(楽人)を南都楽人と呼んでいるそうだ。
南都楽人のぶゆきさんのHPによると次のように記されている。
奈良で雅楽を伝承するために平安時代後期(西暦1000年ごろ)に形成された南都楽所(なんとがくそ)の雅楽の演者(楽人)を南都楽人と呼んでいます。南都楽所には任免についての記録『楽所補任(がくそぶにん)』にちなんで、現在も楽頭(がくとう)・楽師(がくし)・楽師補(がくしほ)・楽生(がくしょう)・研修生などの楽人の登用制度 があります。
京都・奈良・大阪の雅楽を伝承する団体として大内楽所(おおうちがくそ)・南都楽所(なんとがくそ)・天王寺楽所(てんのうじがくそ)があります。これらは「天下の三方楽所(さんぽうがくそ)」とよばれています。このうち、南都楽所は社団法人南都楽所として現在に至っています。
そういうと以前舞楽の本を一冊だけ読んだ事があったが、そこにも上のような説明が載せられていた。
私は全く舞楽を知らないので、始まる前からわくわくそわそわ。
燐席のご夫婦に色々親切に教えていただいてはいたが、アウトラインさえ皆目検討がつかない。
一時間位か、或は半時間くらいかと時間も気にかかる。
ところが、始まって楽しんでいると一演目(或は一曲)15分で終了。
私は写真を撮り、見るのも怠らなかったが、楽しくて物足りない。もっと見ていたいという気持ちが強い。
音楽は気持ち良く心に響き、血液の流れが滞りなくスムーズで気持ちが良い状態に感じる。
また、動きや手に特徴があるが能楽とは違った動きで興味深い。
能楽関係の本で以前読んだが、能楽も元は舞楽に近い動きだったと書かれたものがあった。
おそらく猿楽の頃の演じ方かもしれない。
詳しくは知らないが世阿弥が動きを変えたとも記されていた。
舞楽は全くわからないが、楽しい或は これからも見たいと感じた。
動きや音楽も美しく優雅だが、衣装も素晴らしい。
頭や腰紐(?)や色など意味があるのだろうが、私には全くわからない。
ブログでお世話になっているS様は舞楽について熟知されている。
実は今回春日大社で舞楽があることを教えていただいたのも、親切なS様。
おかげで私は舞楽を見るといった経験に恵まれた。
貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。
これからも機会を見つけてゆっくりのんびり楽しませていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。
ところで舞楽の写真ですが、見た位地と私の力では上手く写すことが出来ませんでした。
数少ないぶれた写真ですが見ていただけましたらうれしいです。
最後までおつきあい下さいまして、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
2011年2月3日 節分に日
奈良 春日大社にて 奉納舞楽