乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『和爾の里を巡る』「謎の豪族・和爾氏と天才歌人・人麻呂のルーツを探る」青山茂 近江昌司

2011-02-03 | 民俗考・伝承・講演










 先日(1月29日)青山茂先生と近江昌司先生のお話を聞くために天理に行く。

 テーマは『和爾の里を巡る』「謎の豪族・和爾氏と天才歌人・人麻呂のルーツを探る」

 翌日には現地講座(ウォーキング:約8km)があったが、寒波徒天気予報を見て、「ムリムリ、ムリ~」と、へたれの私は断念。
 
 コースは次の通り


     JR櫟本駅前→人麻呂の故郷・歌塚→和爾下神社→赤土山古墳→白川ダム→和爾坐赤坂比古神社→櫟本高塚公園→JR櫟本駅前

 残念なことをした。

 暖かくなれば業平寺(上コースの南)も含めて、上コースの一部でも歩いてみたい。






 三年前から案内所が突然送られるようになってきた。

 なぜだろうと考えてはみたものの、わからない。

 もしかすれば、奈良市内で開かれた能楽の集いに参加し、青山茂先生のお話を聞いたからかもしれない。

 いずれにせよ、青山茂先生の話し振りは好きだ。
 
 特長としては、まずこれから話すテーマ、そして何を話したかを噛み砕いて話される。

 だいたい一コマの話でテーマはひとつに絞ると良いと言う話も聞くが、青山先生はその典型。

 今回も、
「所詮一時間で人麻呂の話をするというのは無理。資料は莫大。」
と、話されていた。

 潔い。

 今回の人麻呂のルーツや名前の話、豪族和爾との関わりなど、かなり興味深い話が盛り込まれていた。

 二年前の、
「私は九州説だと考えるが、奈良に住んでいるので奈良だと思いたい。だから卑弥呼は奈良にいた。そして山辺(西)を歩いていたと信じたい、だから歩いていたんであろう…と思いたい。」
と言った合理的な話し振りにも、当時 魅力を感じ納得。

 素直なわたしである。


 
 青山先生の雑談として、折口信夫氏との接点を話されていた。

 折口信夫氏とは隣町で、青山先生のお兄さんと同級。

 折口信夫氏のご両親はお兄さんの仲人をされたという。

 なんだか講演内容に全く関係ないところでわたしは「折口信夫」という名に反応。

 青山毒舌、梅◯T 氏切りには正直笑った。

 今回も青山先生の妙に説得力のあるにお話に魅せられ、楽しい時間を過ごさせていただいた。



 



 近江昌司先生のお話は正直、話されることを事細かに筆記。

 割合に早口の先生なので、ノートを見ずにメモったあとを見ると宇宙人の速記暗号のような文字。

 ノートをとったおかげで、把握することが出来た。

 しかし、よく一時間という短い時間で。これだけの内容を話されるなぁと感心することしきりなし。

 こりゃ、大学の講義なら2コマ(3時間)はのばして広げるんだろうなと、ほくそ笑む。

 

      



 ところでこの講演、会場を見回すとダントツでわたくしは若い。

 みなさん、年季の入った歴史考古ファンの方たちのようすで、かなりの遠方から毎年参加されている方も多いという。

 年齢的には15歳20歳は当たり前に年上の方たちだ。

 これは困った。

 会場では目だつくらいに、一等賞の若造かしらんと、うつむく。

 こんなことを書くと私を見かけられた方、お話させていただいた方などはおわかりになる方もいらっしゃるかもしれない。(汗)



 お二方の先生がた、お話をさせて頂きました皆様、そして関係者の皆様、ありがとうございました。

 御礼申し上げます。

 





 みなさん、

 拙記録に最後までおつきあい下さいましてありがとうございました。

 心からお礼申し上げます。










           奈良学研究家(帝塚山短期大学名誉教授) 青山 茂 氏
           天理参考館顧問(天理大学名誉教授)   近江 昌司 氏

              主催 天理市 てくてくてんり実行委員会
              一般財団法人奈良県ビジターズビューロー/歴史街道推進協議会











コメント (9)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« わたしの好きなアーブギーネ... | トップ | 1/12-3   徒然 無題  ... »
最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行きたかったです!! (やまとなでしこあん)
2011-02-03 19:24:14
実はパンフを見て、行きたいと思っていたのです!!多忙だったので、申込みを逃し、直前にもしや??と思い、電話してみましたが、いっぱいですと、恐縮してお断りのお返事をいただきました。自分が悪いのですが・・・・

返信する
色々楽しみたいですね! (やまとなでしこあんさんへ)
2011-02-03 23:23:07
 やまとなでしこあんさん、こんばんは
 コメントをありがとうございます。

 そうだったのですか?残念!!!
 実は会場には
【本日の講演は満員で受付は終了しました】
という看板が二、三あったんです。
 でも会場は1/3程空席があったのです☆
 あと、受付で名前は聞かれたのですが、
「友人が済ませています」
といって入る人が何人かいらっしゃいました。
 この講演は人気があって関東などからも多くこられているんですよ。
 私の好きな青山先生は今年88歳。来年もお元気で講演していただきたいと願っています。
 やまとなでしこあんさん
 来年はぜひどうぞ
 但し私たちの年齢はいらっしゃいません。
 ご年配の方々ばかりで、目だっちゃいますよ。
 みなさん、親切ですけど(笑み)

 やまとなでしこあんさん
 最近講演をよく聞かれていますね。
 斑鳩に聖徳太子関係がありますね。
 あと三輪山とか信貴山とか。

 京大も登録しておくと、ネット案内が来ます。
 だいたい6寺半からだけど、2月か3月にお昼のがありました。
 興味のある公開講座なら、いっぱい楽しみたいですね。
 今から充実して年を重ねたいものですね♬
返信する
詳しい情報を (やまとなでしこあん)
2011-02-04 14:24:42
ありがとうございます。

今、関西では書のとてもすばらしい展覧会があり、時間を作って行きたいのです。①京博②逸翁美術館ですが、逸翁のは古筆がたくさん出ているようで、どちらも何度も行きたいのですが、やらねばならないことも多く、思案中なんですよ。

着物も着たいし・・・・。(半襟付け替えねば!!)

と言いながら、鑑真さんから長岡京に関心が飛んでしまい、また「薄紅天女」を再読中なんです。平城天皇のお母さんって誰だっけ?なんて、記憶力の無さに嫌になりながらも、登場人物の性格の良さに引き込まれております。

今日は道端にタンポポの花が咲いているのを見つけました。すごい!!
返信する
こちらこそ (やまとなでしこあんさんへ)
2011-02-04 19:17:42
 いつも教えていただき、ありがとうございます☆

 やまとなでしこあんさん こんばんは
 コメントをありがとうございます

 本当ですね。やるべきことが多いですね*^^*主婦なのに私もです。
 今日は天理大学参考館に行ってきました。イラン関係の展示物や民俗学関係のものもありました。天理大学参考館葉初めてでしたが、考古学関係(常設展)の充実に驚いてしまいました。
 駅から25分くらい歩くのですが、知らない町なのでとても楽しかったです。

「薄紅天女」って難しそうですね?やまとなでしこあんさんは歴史も得意なので、うらやましいです!!!
 実は「薄紅天女」って、全く知らないのです><

 やまとなでしこあんさん
 たんぽぽですか!すごいじゃないですか☆!!
 なんだかうれしいですね^^
 やはり春は近づいているんですね☆
 
返信する
逸翁美術館 (やまとなでしこあんさんへ)
2011-02-05 08:24:07
 やまとなでしこあんさん
 逸翁美術館、おもしろそうですね!
 土日はお茶席も設けられているのですね♬
 池田だと行きやすいかも^^
 わたしも時間のある時に楽しませていただきたいと思います。
 教えて下さいましてありがとうございました。

 たぶん存知かもと思いますが、今年の桜祭能は4/3(日)1時30分  
  能『善知鳥』 狂言『無布施経』(ふせないきょう)
 お時間が許されるようでしたらどうぞ楽しまれて下さいね。
返信する
薄紅天女 (やまとなでしこあん)
2011-02-05 11:45:05
薄紅天女はファンタジーなんですよ。とても読みやすく、ファンの方のイラストなどをインターネット上で多く見ることができますよ。http://www.pixiv.net/tags.php?tag=%E8%96%84%E7%B4%85%E5%A4%A9%E5%A5%B3&p=1

最近池田理代子さんの「聖徳太子」という漫画を見つけました。重そうだったのでかりて帰らなかったのですが、中学生の頃熟読した理代子さんの漫画の絵と同じで懐かしく思いました。

桜能のことも、ありがとうございます。

天理参考館は学生時代から名前は良く知っていましたが、行ったことがあるのは数度なんです。残念!!とてもすごいところですよね!!

行きたいところだらけで困っています。やりたいことも!!

といいながら、テレビにインターネットの線をつないで「アクトビラ」というのの無料のドラマで「イルジメ」の第一話を見ました。(お仕事しながら・・)。とてもきれいな映像で、韓国の昔の文化の素敵な様子が見れました。

本当に時間がいくらあっても足りません!!ね!!

返信する
ありがとうございます♬ (やまとなでしこあんさんへ)
2011-02-05 14:15:23
 やまとなでしこあんさんありがとうございます。
 ファンタジーなんですね☆一応調べてみたのですが、いまいち つかめなかったので、教えていただきうれしいです!!

 池田理代子さんの「聖徳太子」は娘が四・(笑)に通っていた頃、学校から全巻頂いたことがあります。残艶なことに、わたしは読みませんでした。

 天理参考館、何度も行かれていたのですね☆わたしは初めてでしたので、ビックリしました。天理参考館葉オリエント関係がぎりぎりで滑り込みセーフ♬実は大和文華館(日本の工芸)が2/13までで、気がせいています。
 >行きたいところだらけで困っています。やりたいことも!!…本当におっしゃっる通りですね☆

「イルジメ」ですか?おもしろそうですね。そういうと三回にわたる大和文華館特別展の最終は中国・朝鮮美術(2/19~)ですね。こちらも興味があります♬

 ホントに本当に時間がいくらあっても足りませんね☆わたしの場合、やまとなでしこあんさんやみなさんのように時間を上手く使いこなしたいです☆
返信する
桜祭能 (やまとなでしこあん)
2011-02-06 10:00:57
のチケット購入してきました。能にはいろんな内容のものがあるのですね!!

さて、お嬢様、四・ご出身だったのですね!!うちの娘の先輩さんだったのですね!!うれしいです。今も娘の母校の制服のお嬢さんたちを見かける度に微笑みがわいてきます。前向きな楽しい時間を過ごさせていただきました

薄紅天女は作者の荻原規子さんが「更級日記」の中の「たけしば」というお話が元にされたものだそうです。娘も四・で「更級日記」を通読したようですが、覚えているのでしょうか?娘の参観日に古典の授業を観たことがありました。文法でしたが、大変素晴らしいものでした。あの体験が人生に生きてくれればいいのですが・・・。

返信する
懐かしいですぅ☆ (やまとなでしこあんさんへ)
2011-02-06 12:08:55
 wao! はや!なんだか、ありがとうございます。わたしも行動せねば^^
 やまとなでしこあんさん、もう購入されたのですか?
 コメントをありがとうございます(^_^)

 yesです☆おそらく同じコース^^Vです☆
 。あの辺りを歩くの……同じです。だからあの辺りを歩くの、好きです♬
 池上 隆子さんや上野樹里さんのようなお嬢さんがいっぱいですね♩って、阿呆なことを思ってしまいます。
 前向きな楽しい時間…本当ですね☆意欲的で楽しいお友達や素晴らしい先生方に囲まれて、娘も含めて幸せな中高時代を過ごすことが出来ました。
 7、8年たった今でも仲良くしていただいていて、親としてうれしく思います。

 四・で思いであるのはダンス部(やまとなでしこあんさんのお嬢さんもですね。娘は運動はダメなので運動部ではありません)
 ご自分たちで縫われたステキな衣装!あと教室下のホール?での練習風景☆目映く見ていました!
 親の方も何かと楽しんでいましたね!
 懐かしいですぅ~~~*^^*

 暖かな天気ですね^^今日も楽しい一日を!!!
返信する

コメントを投稿

民俗考・伝承・講演」カテゴリの最新記事