乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

法隆寺 追儺式  西円堂にて    2019年2月3日19時 (4景)

2019-02-04 | 神社仏閣・祭り

   法隆寺 追儺式  西円堂にて    2019年2月3日

 

 

 

 


 雨の中をずぶ濡れになりながら一時間以上を歩き、法隆寺の西円堂に到着。

 雨はますます強くなる。

 消防団の方々や警察の方々、関係者の方々の緊張が強まる。

 鬼が松明を観客の方に向かって投げるのが法隆寺追儺式の流儀となっているため、近年では観客の安全対策のために鉄柵が設置されている。


 午後七時。

 鐘を鳴らす音が七回半

 そしていよいよ鬼が登場。

 鬼は赤鬼と青鬼と黒鬼。

 正面で形を決め、松明を手に持ち、再びポーズ。

 そして観客に向かって松明を投げ、鬼は西円堂を三周する。


 毘沙門天が登場。

 鬼の後ろを毘沙門天が追いかけて、悪さをする鬼を退散させる。


 鬼は西円堂の三方向で構え、松明を投げる。

 お参りしておられる観客は、大人も子供もこぞって口々に、
「こっちこっち」
「こっちやでぇ。」
と松明を催促する。

 そして自分の近くに飛んできて火の粉が舞うと、
「ウオォ〜」
と方々から、いった歓声が上がる。

 奈良では有名な追儺式穂一つだと思うが、地元民とも密着した部分があり、面白みが感じられる。


 雨の中多くのお参りの方々が鬼を見て厄払いをしておられた。

 追儺式とはありがたい行事の一つであると満たされた気分で夫と微笑みながら、法隆寺を後にした。

 



 毎年 2月3日
 17時30分頃~西円堂修二会結願  
 19時~追儺式

 法隆寺 西円堂 (さいえんどう)
 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1

コメント (2)
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Alfred Deller      John Dowland作曲

2019-02-04 | 舞台・音楽 雑感メモ


       Alfred Deller
       アルフレッド・デラー



 
 Alfred Deller performs Dowland's 'Flow my Tears'.
 『涙のパバーヌ』

 若かりし頃から聴き続けている、とても好きな曲。
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John Dowland

2019-02-04 | 舞台・音楽 雑感メモ


    John Dowland



 以前から何度か取り上げているJohn Dowlandは、私が二十代の頃から聴き続けている作曲家です。

 リュート音楽も好きで、ohn Dowlandはいわば、私の心の友です。


 
 Renaissance Lute - John Dowland (Album)




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『通し狂言 姫路城音菊礎石』並木五瓶=作 『袖簿播州廻』より 尾上菊五郎=監修  原作『袖簿(にっき)播州廻』(三幕目以降を見る。)

2019-02-04 | TVで 歌舞伎・能楽


  『通し狂言 姫路城音菊礎石』 並木五瓶=作 『袖簿播州廻』より 尾上菊五郎=監修 原作『袖簿(にっき)播州廻』 (三幕目以降を見る。)



 法隆寺の追儺式から帰宅後、雑用をこなす。

 一通りの用が済んだ夜の十時頃にテレビをつけると、歌舞伎『通し狂言 姫路城音菊礎石』の三幕目が始まった。

 この芝居は初めてであり、あまりにも面白かったので、大詰めまで見た。


 口惜しいことに、『通し狂言 姫路城音菊礎石』はその名の通り、通し狂言。

 一幕目とに幕目を見逃し、心残りである。

 歌舞伎色の強い『通し狂言 姫路城音菊礎石』は、どこかしこの歌舞伎の演目から切り取られたような場面が多々ありほくそ笑む。

 力のある役者さんたちが舞台に上がられ、関西でも上演していただけないかと痛感した。

 






 国立劇場 大劇場

並木五瓶=作 『袖簿播州廻』より

 並木 五瓶(なみき ごへい)は、歌舞伎狂言作者の名跡。
 初代 並木五瓶
 並木正三の門下、1747–1808。実家は大坂道修町和泉屋。
 大坂で実績を積んだのち、寛政6年(1794年)三代目澤村宗十郎の推挙で江戸に下り、時代物や世話物に優れた作品を残す。
 単に「並木五瓶」と言うと、通常はこの初代並木五瓶のことをさす。
 並木吾八(五八、呉八)→ 並木五兵衛 → 初代並木五瓶
 代表作:『五大力恋緘』(五大力)、 『富岡恋山開』(二人新兵衛)、 『隅田春妓女容性』(梅の由兵衛)、 『傾城黄金鯱』(こがねのしゃちほこ)、 『楼門五三桐』(山門)

 二代目 並木五瓶
 初代の門人、1768–1819。実家は武家。
 初代篠田金治 → 二代目並木五瓶
 代表作:長唄『遅桜手爾葉七字』(橋弁慶)

 三代目 並木五瓶
 二代目の門人、1789–1855。
 篠田惣六 → 二代目篠田金次 → 三代目並木五瓶
 代表作:『勧進帳』
 安政3年7月14日に没す。享年76歳。深川霊岸寺中正覚院に葬る。法名は得法直覚信士。

 四代目 並木五瓶
 三代目の子、1829–1901。芝居台帳の蒐集家として知られる。
 篠田全治 → 三代目篠田金治 → 並木五柳 → 四代目並木五瓶
 (立作者にならなかった)   (Wikipedia引用)

尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸研究会=補綴
通し狂言 姫路城音菊礎石(ひめじじょうおとにきくそのいしずえ) 五幕九場
            国立劇場美術係=美術

序  幕 曽根天満宮境内の場
二幕目 姫路城内奥殿の場
同 城外の場
三幕目 古姫路城天守の場
四幕目 舞子の浜の場
百姓平作住居の場
尾上神社鐘楼の場
大  詰 印南邸奥座敷の場
播磨潟浜辺の場

(主な配役)
印南内膳 尾 上 菊 五 郎
古佐壁主水/百姓平作実ハ与九郎狐 尾 上 松   緑
主水女房お辰/小女郎狐 尾 上 菊 之 助
碪の前 中 村 時   蔵
ほか

 日本初の世界文化遺産の一つに指定された国宝〈姫(ひめ)路(じ)城(じょう)〉。
 その天守に十二単衣(ひとえ)と緋の袴を着た鬼女「刑部(おさかべ)(小坂部)姫(ひめ)」が現れるという伝説が、古来語り継がれ、歌舞伎でも様々な作品の中で取り入れられました。
 今回上演の原作『袖(そで)簿(にっき)播(ばん)州(しゅう)廻(めぐり)』は、その伝説に、恩義のある武家に忠義を尽くす夫婦狐の報恩譚を加え、播(はり)磨(ま)国(現在の兵庫県)のお家騒動を描いた作品です。題名に「播州廻」とあるように、播磨国の様々な名所を場面に使用している点も特色です。
 作者は、十八世紀後半から十九世紀初頭にかけて東西の劇界で活躍した並(なみ)木(き)五(ご)瓶(へい)です。
 安永八年(一七七九)三月の初演の時は、登場人物の設定の面白さ等が評判となり、約三ヶ月にわたる上演でした。
 再演の機会に恵まれませんでしたが、平成三年三月当劇場で初演以来二百十二年ぶりの復活が実現し、話題を呼びました。
 今回は、原作の特色を活かしながら新たに台本を補綴し、『姫(ひめ)路(じ)城(じょう)音菊(おとにきく)礎石(そのいしずえ)』と題して上演します。    (公式HP引用)
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