乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

6; 『異素六帖 ; 古今俄選 ; 粋宇瑠璃 ; 田舎芝居』から 「茶番早合点」 新日本古典文学大系 82

2011-01-15 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等

 






 2011年度 6



        『異素六帖 ; 古今俄選 ; 粋宇瑠璃 ; 田舎芝居』から 「茶番早合点」
                




 浜田 啓介 中野 三敏   校注

『異素六帖 ; 古今俄選 ; 粋宇瑠璃 ; 田舎芝居』から

「茶番早合点」

 浜田 啓介  校注

 新日本古典文学大系 82

 P、357~349

   茶番早合点初編

   茶番早合点二編上

   茶番早合点二編下

 P、368~375 (解説)

 岩波書店

 1998年

 (P,488)





 



「音曲に一声二節といふがごとく。茶番も一に景物に趣向なり。いかほど面白き趣向なりとも。景物麁末にては見劣せらるゝもの也………」( 第九 一景物二趣向の事并ニ見立景物の心得(茶番早合点初編))
と書かれるように、
「茶番早合点」は「茶番は江戸の戯場より起る。元は楽屋の三階にて、茶番にあたりし役者、いろいろの工夫思ひ付にて器物をいだせしを,茶番茶番といひしより、いつとなく今の戯となれり。………。」
から起ったとされる。

 楽屋の三階さん、してやったり。

 助六、曽我兄弟、吉野山、仮名手本忠臣蔵………芝居がいっぱい 芝居パロディがいっぱいと、「茶番早合点」を楽しむわたし。
 
 芝居に関係ある内容多く、口調よい熱弁はスッキリと洒落ていて、芝居好き舞台好きの間では今とて流行るのではと感じるのだが…。

 どこぞの誰かが再現してはくれないものかしらん。

 江戸時代、江戸にはこんなにおもしろい物があったのか。

 わたくしの平たい笑いに比べ、あっぱれじゃ!と感心することしきりなし。



 今回も記録のみにて失礼申し上げます。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 壽初春大歌舞伎 夜の部  ... | トップ | 雑   1/24 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等」カテゴリの最新記事