『源氏物語』「桐壺」一冊 紫式部著 三条西家旧蔵 三条西実枝(写) 早稲田大学図書館(早稲田大学デジタルライブラリーを記録した時のこと。
あべのハルカス美術館の『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』はいかないと書いていたが、その後行きたくなったので、楽しむことにした。
会場内は徳川の調度品が多く展示され、お目当ての絵巻物や六歌仙はごくわずか。
業平や貫之に気をよくしていた。
さぁ、ここからが本番、、、と思いきや、絵巻物は一軸。
しかも、詞書一つ、図一つ。
いわゆる一場面のみ。
国宝で日本最古の源氏物語ということはわかるが、出し惜しみにもほどがある。
そして、後三部屋の展開は欲しいボリュームだったが、国宝の絵巻物を後に、出口。
あっけなく、展示物は終わった。
まぁ、こういう展示だと分かっただけでも良かったとほくそえむ。
徳川美術館は訪れたことはあるが、その時は『源氏絵巻』は展示されてなかった。
資料室があり、中には貴重な資料も見ることができ、なかなか興味深い徳川美術館であったことを思い出す。
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April 27, 2024 (Saturday) to June 23, 2024 (Sunday) ※会期中、展示替えがあります。
展覧会概要
徳川家康の九男・義直(1600~50)によって創始された尾張徳川家は、名古屋城を居城とした大大名で、紀伊徳川家・水戸徳川家とともに御三家の一つに数えられていました。
徳川美術館は、その尾張徳川家に伝えられた大名道具を有しており、その所蔵品は家康の遺品「駿府御分物」をはじめ、歴代当主や夫人たちの遺愛品など一万件余りにのぼります。
本展では、数ある名品の中から、甲冑や刀剣など武具のほか、茶道具や香道具、能道具、婚礼調度、書画などを通して、尾張徳川家の歴史と華やかな大名文化をご紹介します。 現存最古の源氏絵である国宝「源氏物語絵巻」と、三代将軍家光の長女・千代姫が尾張徳川家に嫁ぐ際に持参した国宝「初音の調度」という、同館コレクションの精華というべき存在であり、日本を代表する名品も特別出品されます。