(写真は大阪の松竹座前。絵は橋弁慶です。)
大阪松竹座 新築開場十周年記念七月大歌舞伎
二、橋弁慶(はしべんけい)
武蔵坊弁慶 愛之助
従者 宗之助
牛若丸 壱太郎
七月中旬。
松竹座で歌舞伎の昼の部を楽しむ。
あっという間に日がたつ。
まず初めに、記録が大幅に遅れたことをお詫びいたします。
今回昼の部は一度だけ楽しんだ。
会場は満席で、熱気あふれる。
今回ひょんなこと(海老蔵丈のお怪我)で、愛之助丈は 六演目全てに出演。楽しませていただいた。
橋弁慶 武蔵坊弁慶(愛之助)は、京の五條橋で腕の達者な少年が出没すると聞き、それを退治しようと待ち構える。
その姿の格好の良いこと。
愛之助丈の品の良さと男前ぶりが見事な武蔵坊弁慶。
メークも衣装も素敵だ。
しばらくして、薄衣をかかげた牛若丸(壱太郎 )が現れる。
とても美しく、可愛らしい。
牛若丸は軽快に動き、弁慶の持つ薙刀を足蹴にする。
武蔵坊弁慶、牛若丸の剛と柔の対比を楽しみ味わう舞は見事で、わくわくする。
『橋弁慶』はご存知のとおり、能を素材にした、松羽目物。
曲も素晴らしく、自然にリズムを取ってしまう。
舞良し、曲良し・・・品の良い『橋弁慶』を楽しむことができた。
能楽でも見聴きしてみたいと、痛感した・・・