『絵入 好色一代男』 5 巻一 世之介 十一歳
「たづねてきくなどちぎり」「伏見しもくまちの事」
一巻 世之介 十一歳
伏見
けふの菊
伏見
紋日、物日
山科にかえして とは
伏見の店から身請けして、山科の家にかえす。
↓
見捨てす通ひける。
(見捨てず、通いける。)
(世之介) 其年ハ、十一歳の冬のはしめの事也
(世之介)、その年は、十一歳の、冬の初めの事。
十一歳とは
あら!ま!なんてませた!お子達だ事。
それに、なんてお金持ちなのでしょう^^
世之介、うひゃひゃ…でございまするが、
自分の子でなくて、良うございました。
思案橋(大坂) : 荒砥屋孫兵衛可心, 天和2[1682]
早稲田大学ライブラリィ
絵入 好色一代男 井原西鶴
天和二壬戌年陽月中旬
大阪思案橋 孫兵衞可心板
岩波日本古典文学大系