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乱鳥の書きなぐり

ヘヴン / Heaven

(写真は島根県の出雲大社)
Heaven ヘヴン

       映画の空気 ★★★★★

感動度   ★★★★☆

       満足度   ★★★☆☆

       演技力   ★★★★☆

       影像美   ★★★☆☆

2002年   米・独・英・仏

       監督     トム・ティクヴァ

       キャスト   ケイト・ブランシェット

              ジョヴァンニ・リビージ

              レモ・ジローネ    他

 憲兵隊の取調室で出会った男と女。

 映画は人間の血の流れの速度で、淡々と進む。

 表情や指のちょっとした傷などが事細かに演じられ、監督である トム・ティクヴァという人は素晴らしい感覚の持ち主なのだなあと改めて感じた。

 ゆっくりと進む中にもある意味恐怖感に落ちいるほどに怖いシーンをも表現する。

 シルエットの表現や閉ざされた閉所感を描くかと思えばイタリアの黄金の大地・・・

 そのスパイスの効いた強弱の付け方が心憎い。



 男と女は逃亡し、途中で二人ともに髪を刈る。

 その姿が潔く、以前に観たフランス映画に通じるものを感じるが、あいにく題名を忘れてしまった・・・(なんだったっけ?)



 ラストでは友人宅一室から出てイタリアの田舎道を二人手をつないで走る。

 荒れた土地や岡、ところどころに深いグリーンの木が点々とそびえている。

 二人は友人宅からそれほど離れてはいない一本の木に下で愛し合う。

 二人のシルエットはまるで木や自然と同化しているようだ・・・

 その木の下だけは豊かで草(雑草)が覆い茂っている。

 ヘヴン



 そしてラスト・・・

 二人を捕まえに来た数え切れない憲兵隊の目を盗んで、彼らは憲兵隊のヘリコプターに乗り込む。

 ヘリコプターは・・・青空の中に消えていった・・・

 ヘブン・・・
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