見出し画像

乱鳥の書きなぐり

『徒然草』序段と、『西鶴俗つれづれ』序文 一部。藤原実方は吉田兼好の「男子」とされているらしい…。

『西鶴俗つれづれ』  絵図の男性は吉田兼好であり、西鶴ともされている。






  『徒然草』序段
  つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。


  『西鶴俗つれづれ』
  つれ/\なるまゝに日暮らし。さかづきにむかひて。心のうつるまゝに。よくなし(ママ)。酒をそこはかとなくのみつくせば。あやしふこそ物くるおしけれ。
(寛文七年刊)
  『【西鶴選集】西鶴俗つれづれ 影印』『【西鶴選集】西鶴俗つれづれ 翻刻』 花田富二夫編

     



 海北友雪の「徒然草絵巻」(サントリー美術館蔵、全20巻)は、『徒然草』のほぼ全ての章段を絵画化


『徒然草』(つれづれぐさ)は、吉田兼好(兼好法師、兼好、卜部兼好)が書いたとされる随筆。清少納言『枕草子』、鴨長明『方丈記』とならび日本三大随筆の一つと評価されている。

 しかし、吉田兼好は時代方考えてずれが生じているため、実在人物ではないと云う学者もいらっしゃるようだ。



 父:藤原師尹
 母:藤原定方の娘

 兄弟
 弟:済時
 弟:定昭
 女:藤原芳子
 妻:源雅信の娘
 男子:実方
      藤原実方  伊吹山 かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを藤原実方  女にはじめてつかはしける 後拾遺集・恋一/小倉百人一首 51)
 男子:実光
 女子:鈴木重実室

コメント一覧

京都大学デジタル貴重書  Rancho
京都大学デジタル貴重書
西鶴俗つれづれ
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00013212
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「井原西鶴」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事