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2012年 本
42: 『演者と観客 生活の中の遊び』(日本民俗文化大系7)第5章(2)(387-416)
昭和五十九年 初版
小学館
日本民俗学会
494ページ 4500円
著者代表 大林太良
網野善彦
大林太良
高取正男
谷川健一
坪井洋文
宮田 登
森 浩一
ある興味深いブログで「六調子」を取り上げられていた。
お写真が素晴らしく、とても関心を持ったので、今日は『演者と観客 生活の中の遊び』(日本民俗文化大系7)から 「音楽における日本的性格の変質」を読む。
「六調子」については本書ではほんの少し触れられていただけだった。
「音楽における日本的性格の変質」の中でリズムについて書かれていた。
ここの部分を書かれた小島美子先生は、能楽を始め和のリズムと農耕民族の体を曲げる仕草の多さとリズムを関連づけておられた。
狩猟・採集民、遊牧民と比較
手踊りや楽器も面白く感じ、読み終えた後 ユーチューブで遊んでいた。
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『狐猿随筆』 柳田國男 岩波書店(2011/03発売) /バッハ Bach: 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長/
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『身毒丸 』 折口信夫 23 彼の聨想が、ふと一つの考へに行き当つた時に、跳ね起された石の下から、水が涌き出したやうに、懐しいが、しかし、せつない心地が漲つて出た。
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『身毒丸 』 折口信夫 22 彼は花の上にくづれ伏して、大きい声をあげて泣いた。すると、物音がしたので、ふつと仰むくと、窓は頭の上にあつた。
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『身毒丸 』 折口信夫 21 彼は耳もと迄来てゐる凄い沈黙から脱け出ようと唯むやみに音立てゝ笹の中をあるく。
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『身毒丸 』 折口信夫 20 あけの日は、東が白みかけると、あちらでもこちらでも蝉が鳴き立てた。昨日の暑さで、一晩のうちに生れたのだらう、と話しあうた。
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『身毒丸 』 折口信夫 19 分別男や身毒の予期した語は、その脣からは洩れないで、劬る様な語が、身毒のさゝくれ立つた心持ちを和げた。
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