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メモ
『偐紫田舎源氏』(にせむらさきいなかげんじ) 岩波 新日本古典文学大系 上下
口調良し、原本の挿入画良し。
楽しそうな本だ。
こりゃ、芝居見ずとも 楽しめる!?^^::
…てなことになれば、あっぱれじゃ。
wikipedia▼
『偐紫田舎源氏』(にせむらさきいなかげんじ)は、柳亭種彦の未完の長編合巻。挿絵は歌川国貞。文政12年(1829年) - 天保13年(1842年)刊。大当たりしたが、作者の筆禍と死去により、第38編までに終わった。ただし、第39編と第40編は、遺した稿本により1928年(昭和3年)に公刊された。
紫式部の『源氏物語』を下敷きにして、時代を平安時代から室町時代へ移している。
将軍足利義正の妾腹の子・光氏が、将軍位を狙う山名宗全を抑えるため、光源氏的な好色遍歴を装いながら、宗全が盗み隠していた足利氏の重宝類を次第に取り戻す一方、須磨・明石に流寓して西国の山名勢を牽制し、宗全一味をはかりごとで滅ぼした後、京都に戻り、将軍後見役となって栄華を極める。
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柳亭種彦(りゅうていたねひこ)作の合巻(ごうかん)。1829年(文政12)初編刊、1842年(天保13)38編刊(39、40編は未刊草稿のまま、未完)。歌川国貞(くにさだ)画。書名は、原典である紫式部の『源氏物語』に対し、翻案の意から「似せ紫式部」、通俗性を加えた意で「田舎源氏」としたものである。足利義正(あしかがよしまさ)(桐壺(きりつぼ)帝)の寵愛(ちょうあい)を受けて花桐(桐壺)は光氏(みつうじ)(光源氏)をもうけながらも、富徽前(とよしのまえ)(弘徽殿(こきでん))に対する心労のあまり病没する。義正の偏愛を避けて、光氏は義母藤方(藤壺)と不義をしたとみせ猟色を装い、ひそかに紛失した3種の宝の行方を尋ねる。そのうち将軍職をうかがう山名宗全の魂胆を知った光氏は、宗全が味方に引き込もうとする遊佐国助(ゆさくにすけ)の妾腹(しょうふく)の娘紫(紫上)を人質にとり、二葉上(葵上(あおいのうえ))の死後は正妻に迎える。桂樹(かつらぎ)(朧(おぼろ)月夜)に近づき浮名を流し、わざと須磨(すま)に流された光氏は、そこで宗全の弟宗入の娘朝霧(明石(あかし))を恋人に迎え、ふたたび都に戻り宗全の野望を砕く。のち宗全の娘朝顔(槿(あさがお))から宝刀小烏丸を取り戻し、すでに水原(みはら)(源典侍(げんのないし))と阿古木(あこぎ)(六条御息所(ろくじようのみやすどころ))から取り返していた玉兎(ぎよくと)の鏡と勅筆の短冊をあわせ、ここに3種の宝をそろえた光氏は、将軍の後見役となり、夕霧丸(夕霧)と高直(たかなお)(頭中将(とうのちゅうじょう))の娘雁金(かりがね)(雲井雁(くもいのかり))との恋仲を裂いたことから高直と疎遠になるが、高直の隠し子玉葛(たまくず)(玉鬘(たまかずら))を養女とし氾廉(ひろかど)(髭黒大将(ひげくろのたいしよう))の妻とする。時代を室町時代に移し、御家(おいえ)騒動と重宝の詮議(せんぎ)という合巻の常套(じょうとう)的構想で筋の展開を図り、画工国貞の力を借りて全体に歌舞伎(かぶき)的趣向の汪溢(おういつ)する艶麗(えんれい)な挿絵を配したことが、当時の婦女子読者に熱狂的に迎えられるところであった。その絢爛(けんらん)華麗な世界の描出が大奥モデル説を生み、やがて絶版に処され、ために未完に終わっている。
コメント一覧
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秋田さんへ
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秋田
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『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 22 三軸 将門に再度対面する秀郷 秀郷は偽って将門に対面した。
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『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 18 中巻 将門に対面する秀郷 将門の服装や食事の態度が不作法なのを見て、秀郷は軽蔑し、考えを変えた。
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