2012年 本
114: 『観世流謡曲百番集』
「翁」
「高砂」
「羽衣」
「小袖曽我」
「土蜘蛛」
「猩々」
「江口」
観世左近 著
檜書店
『観世流謡曲百番集』から「翁」「高砂」「羽衣」「小袖曽我」「土蜘蛛」「猩々」「江口」を読む。
「土蜘蛛」は最近二種類の絵巻物でも楽しみ,能楽でも拝見させていただいた。
また「江口」は最近見た映画『博士の愛した数式』にも一部でてきた。
その時書きうつした部分をここにも載せておこう。
「江口」
思えば假の宿に、思えば假の宿に。
心とむなと人をだに。
諌めしわれとなり。
これまでなりや帰るとて
即ち普賢菩薩と現れ舟は白象となりつつ。
光とともに白妙の白雲にうち乗りて
西の空に行き
ありがたくぞ覚ゆる
ありがたくこそ思ゆれ
(『観世流謡曲百番集』 539ページより)
行を変えて,うつす
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