先日(三日)、歌舞伎の大御所、中村富十郎さんがお亡くなりになった。
まだ 昨年の三月 歌舞伎座で見た幼いご子息とともに舞われた『石橋』が思い出される。
惜しい事をした…。もう、あの熱烈な芝居演技と 繊細でありながら力強い舞は見られない。
ご冥福をお祈りしています。
この気持ちは先代鴈治郎さんの時にも味わった。
鴈治郎さんは後ろを向かれていても、肩で演技をなさっていた。
高校生のわたくしにも名演技と感じることが出来、好きな役者さんのお一人だった。
春から心配なニュースを知り、ショックは隠せない。
わたくしの好きで好きでたまらない演じ手の中村芝翫さんが体調不良とのこと。
新橋演舞場の「壽 初春大歌舞伎」を五日から休演された芝翫さんは真の舞台役者だから、さぞかしおつらいだろう。
これは芝翫さんファンのわたしにとって痛手である。
何としてでもお元気になっていただきたい。
芝翫さんの演技はこれからも生で見たいから……。
関係者の話では
「大事を取って休演するもので、どこが悪いというわけではない。体調が回復次第、再度出演することになります」
だそうだ。
昼の部の「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿」の代役は、次男の中村橋之助が勤められるとの事。
安心して、治療に専念していただきたい。
心より芝翫さんのご回復をお祈りしています。
今年に入り中村勘三郎さんも体調不良も表面化。
大阪で行われた平成中村座二ヶ月公演後、アメリカで休養され、帰国後 即病院とのこと。
新橋演舞場二月の「ペテン・ザ・ペテン」を休演されるそうだ。
披露困憊が理由らしい。
中村勘三郎さんのご回復を心より祈願しています。
歌舞伎界はなんだか暗いニュースが多い。
芝翫さん、中村勘三郎さん、ご回復の吉報を待ち望んでいます!
トラバいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。