このところ、微妙に雨が降らないでいてくれている御蔵島です。
とっても降っていた間、乾かなくて泣きながら描いていた絵は、写真撮影のためカメラマンさんに送り、
途方に暮れていたストレスから?か?なんか気が抜けてます;;;;;;
さて っと。
そんな昨日、某観光協会収集で救急救命練習会が開かれました。
今回は海バージョン。
新しく来たガイドも古参の船長&ガイドも、皆で実地訓練です。
4〜5名のグループに分かれ、溺れる人、ガイド役、お客さん、船長 といった役が設定され、
実際に湾内で溺れるマネをして訓練しました。
あくまでもマネ、でも実際に起こったことを想定しての訓練なので結構真剣です。
溺れてCPR受けてる の、図。
溺れた役の人は、目をつぶって仰向けに寝ているだけなので、結構不安になってくるもんでw
いつまでやるんだろう?・・・と、うす目を開けてしまったりw
まだこのままいていいの?・・・とか、CPRしている人に聞いてしまったりしますw
さて。
訓練ですがマジなので、ちゃんと協会と役場に事故を通報し、手順を確認します。
事故を役場に通報後、およそ10分で救急車がやってきました。
内地だと6分前後で来ると言われている救急車ですが、
御蔵は消防署があるわけではなく、役場の職員が兼任で救急搬送を担当します。
通報から港まで10分が長いか短いか?は、兎も角、頭の片隅に入れておきたい数字です。
救急車が運んできたのはバスケットタンカ
普通のタンカを使わないのは、船から上げる際に斜めになるので傷病者をタンカに固定したいから。
これは二分割に出来てコンパクト収納可なんだけど、組み立てに時間がかかる。
そして、ストラップの結束にもコツが要る。
覚えておかないと実際の時、アタフタすることになるよね〜;;;
固定中 の、図。
ストレッチャーに乗せ、救急車に入れる の、図。
そう、御蔵島の救急車は白いのよ。
この後、診療所に搬送され、港に戻り、タンカの組み立てと移送を数回練習し、練習会は終わったのでした。
御蔵でのドルフィンスイムが始まってから、何度かあった痛ましい事故。
友人が小笠原で遭った痛ましい事故。
もしかしたら自分自身がいつ、どの立場で遭わないとも限らないのが事故というもの。
流れを理解しているか、手順はどうか、気配りはどうか、あれこれ。。。
正解はないと言われる救急救命ですが、繰り返し身体で覚えるしか身に付いてはくれないのだろうな、というのが素直な感想でした。