♪ 卯月の非日常 ♪

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久々のアジア!「シンガポール3泊5日旅行記10」

2015年02月18日 00時24分47秒 | 「シンガポール」

 

 

プールを楽しんだ後、また夜もプールへ行こうとウキウキしながら荷解きをし、
そういえば、ショッピングモールが隣接していたな・・・お土産買いにいくか・・・とフットワーク軽く立ち上がったのが午後3時頃。

日本でもそうそうお目にかかれない規模の高級ブランドショップのモールは明るく開放的で
所々にあるソファなどが心憎いサービスだと感心していた。


有名な紅茶メーカー「TWG」に立ち寄り、お土産用紅茶を物色する。

ちなみに「1837」とあるが会社の創業年ではない。
シンガポールに商工会議所が作られ、紅茶貿易が公に始まった年らしい。
とてもややこしいがそういう勘違いをさせるパッケージに問題があるような気もする。
このメーカー自体は2008年創業とまだまだ新しい。

ま、それはそれとして、アールグレイなど3箱購入。

※画像はショップサイトからお借りしました。

ちなみに日本で購入した方が安いか、もしくは同じくらいの値段だと思われます。
この店舗では上の一箱(アールグレイ)が25ドルしました。

モールの終着にはフードコートがありました。
食べ物の香りが漂う中、主人はトイレへと駆け込みます。

私はその後姿を見ながら・・・自分も胃の上部がキリキリと痛み、それと共に吐き気がわき上がってくるのを感じました。
その時は、食べすぎかなぁ・・と楽観視しており、私はソファに座って主人が戻ってくるのを待ちました。

「吐いた」

・・・・・と、多少げっそりした表情の主人を見て、ホテルの部屋へ戻ると決めました。
何故なら自分自身も胃の不快感にムカムカしてきたからです。


モールから部屋まで・・・とても長く感じました。

部屋に戻った瞬間、トイレへ駆け込み嘔吐する主人。

あれ、これやばいかも・・・・と初めて感じました。

その後、後を追うかのように私もトイレで嘔吐。

それから下痢。


普通、2回ほど吐けば胃は空っぽになり少しは楽になるはずなのに、ちっとも良くなりません。

むしろ体は熱を帯びて寒気もしてきました。

主人は小康状態の間に「AIU」へ電話し、提携している病院を教えてもらっていました。
その他の手続きや必要なものを聞いて、ぬかりが無いよう、頑張っています。

そんな主人を横目に私は非常事態を目の当たりにします。


そう、トイレが流れないのです。


やばい・・・どうしよう・・・・・・・・



涙目になりながらフロントに電話し、「トイレが壊れたからすぐに来てほしい」とだけ伝えました。

「OK!すぐに向かわせます」

確かに英語でそう答えた女性。

ちなみに到着したのはそれから40分後でした。

主人はその間も「AIU」と電話しており、途中退席し 嘔吐する・・・という えげつない状況でした。

私はベッドに横たわりながら朦朧とした頭で

「このまま死んだらどうしよう・・・・」

と最悪の事態を考えました。

明日の飛行機乗れるかな・・・てか、明日この状況で乗ったら地獄かも・・・とか。


AIUの保険証券の控えを家のプリンターに忘れて来た私たちは、
ネットからPDFファイルを引き出し、ホテルでプリントアウトしてもらいました。

その用紙を握り締め、タクシーに乗り込んだのは20:20でした。
到着したのは「ラッフルズホスピタル」。
ホテルから約12-3分で到着しました。

タクシーのおっちゃんは、ゲロ袋片手にぐったりしている私たちを気の毒に思ったのか
12ドル→10ドルにまけてくれました。

ありがとう・・・人の優しさが身に染みます。

飛び込んだ受付で状況を聞かれます。

「何回嘔吐したか?」

「主人は8回、私は5回・・・・」

と答えると、すぐに処置室へと案内されました。


この時、私は発熱のせいか記憶がおぼろげなんですが、とにかく自分達の状況の説明をした後、
点滴をすることになりました。

<このとき血液検査もされたようです。熱は38.7℃、主人は38.1度でした。>

「点滴は二時間半かかる」と言われ・・・やれやれ・・それで良くなるのなら文句はない・・・とおとなしくしていました。

しかし点滴が開始されるとものすごく喉が渇き・・口がカラカラになります。

その不快感に私は看護師さんを大声で呼びつけ、飲み物を飲んでいいか問いました。鞄にポカリが入っていたからです。

答えは『ノー』でした。

あまりの乾きからちょっと暴れました。<不良患者

すると気の毒に思ったのか、10分後、クスリを数粒とコップ一杯の水をもってきてくれました。

その水の美味しかったこと・・・・・涙。

私は全部飲み干すと、同じように主人にクスリを持っていく看護師さんを見送り・・そのまま爆睡してしまいました。



気付けば22時を回っていました。

点滴が終わってから、血液検査の結果を簡単に説明してくれました。

「食中毒」に間違いないといわれました。
今日はこのままホテルへ帰り、万が一明日具合悪ければ来てほしいと説明を受けました。

ちなみに若くてイケメンな医師で、とても優しい人でした。<ここ重要


帰り際・・・病院で主人は嘔吐・・・・

私は吐き気は治まっていましたが、下痢がひどくて・・・書類の記入もわずらわしいくらいでいした。
診察代、薬代はキャッシュレスで済みました。


またもやタクシーでホテルへと向かいます。

途中、コンビニで水とポカリを追加購入しました。
その時・・・・初めて野良猫を発見。おなかに子供がいる茶トラでした。

幸せな気分になりました。


ホテルに帰ると・・・着替えもせず・・・そのままベッドで爆睡。


二人で死んだように眠りました。



11へ続く・・・・・・