●五体俳句0259・番外編=糞01・金子伊昔紅01・2016-01-01(金)
○「元日や餅で押し出す去年糞」(金子伊昔紅01)
○季語(元日・新年) 「がんじつやもちでおしだすきょねんぐそ」【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:「五体俳句」番外編、「五体から離脱したもの」であります。豪快な→金子兜太先生のお父さんですから、やはり豪快な句です。「とどこおりなき」新年のスタートであります。
●金子伊昔紅(かねこいせきこう)(1889~1977)
○好きな一句「麦蒔の牛も家族として憩ふ」02
○季語(麦蒔・冬) 「むぎまきのうしもかぞくとしていこふ」(「俳句201208」より引用)
【Profile】:埼玉県秩父郡皆野町出身。京都府立医学専門学校卒業。皆野町に壺春堂医院を開き、その後秩父郡市医師会長として、結核治療を目的とした秩父医師会病院を開院するなど、農山林医として結核撲滅に貢献。俳人としても1922年頃から「ホトトギス」に投句。昭和初期から「馬酔木」に拠り、のち同人。1939年「若鮎」(のち「若あゆ」)を創刊主宰。『秩父音頭』復興のためにも尽力。
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