●五体俳句0285・首08・荒川あつし01・2016-06-28(火)
○「首まげし方へまがりぬ蟇」(荒川あつし01)
○季語(蟇・夏) 「くびまげしほうへまがりぬひきがえる」(→「人生歳時記」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:当ブログで取り上げた蟇の句は「→蟇老いてみどりにしたがへり」(長谷川双魚)、「→春の蟇つかめば骨もやはらかし」(矢島渚男)、「→戻り寒灯はむきなおり蟇」(和知喜八)。進路を曲げる前に首を曲げて意思を現す蟇蛙。
●荒川あつし(あらかわあつし)(1931~1978)
○好きな一句「鵜の宿の庭に鵜舟や春を待つ」(『縁』1979)02
○季語(春を待つ・冬) 「うのやどのにわにうぶねやはるをまつ」(→「増殖する俳句歳時記」より引用)
【Profile】:「→ホトトギス」同人。1965年に34歳で「ホトトギス」の最年少同人となる。47歳で長逝。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます