VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

ドバイと三井本館

2007年02月27日 | 住宅業界
(社)インテリア産業協会の会員サポートセミナー、今回はマンダリンオリエンタル東京
日建スペースデザインの安藤勢津子チーフデザイナーが、建築開発が目覚ましいドバイ(アラブ首長国連邦)の現状をご報告。

ドバイは石油埋蔵量が残り約40年に達し、国王が観光立国へと梶を取って以来
建築コードゆるゆるの建築天国に、世界の建築家が競ってプロジェクト参加している。Tower、Tower、Tower・・・
  Burj Dubaiは世界最高700m超になる予定

ベッカム様も御購入(実は国王が宣伝用にプレゼント)で有名な「The Palm 」は、7割方完成。
  こんな風に土砂を積んで島を造る・・・
セレブのプール付豪邸の外周には48件のホテルが建ち並ぶらしい。
街中ホテルだらけで、どこからそんなに観光客が来るのか? 安藤さんからは「英国を中心に欧州、またロシア人が目立った。米国人はあまり居ない」という事。

日本企業では大成建設が土木技術で評価を得ていたりしているが、韓国勢が頑張っているようだ。
ホテルの内観についてのレポートも拝見したところ、
ドバイは、香港・上海にラスベガス(カジノは宗教上無し)とディズニーランドが合体した都市という印象だ。

確かに、一度は行ってみたい非日常的空間である。


安藤さんの報告後、マンダリンホテルの客室を見せて頂きインテリアのお勉強。
スウィートの中で、下から2番目というオリエンタル・スウィート(約15万円/泊)のお部屋。
 お持ち帰り可能な扇子は全室でサービス。 
 小物で日本情緒を演出

こちらは通常のツインではあるが、石のバスタブに洗面とモダンな高級感。 床は竹のフローリング。
  

さて続いて、マンダリンオリエンタルのあるタワー棟に併設して保存されいる“三井本館”も案内頂いた。
ここは私も初めてだったのでワクワク!
お分りになるだろうか、左が70年以上の歴史ある三井本館の外壁と右のタワー棟の内部が大きなボルトで接続されている!?
 旧役員室が並ぶ廊下に仰天の金庫扉!!

 
オークの素晴らしい室内装飾や照明器具の美しさに感動。「設計は・・・NYの事務所で・・・」と一生懸命調べながらご案内下さったホテルマン。


今日は新旧のインテリアに触れられた、面白い企画で
終了後の懇親パーティ(写真上)のお菓子も含め、堪能できた勉強会だった。