VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

上海見聞録:ダウンタウンの賃貸住宅

2008年03月02日 | 上海2008
住宅見学、最後はダウンタウンへ戻ってきて賃貸住宅として出されているお部屋を見せてもらった。

まずダウンタウンでも人気エリアのマンション。海外の駐在員ファミリーなどが多いようだ。
築6年、106㎡、約18万円のお部屋。家具は装備されている。
  
 中華のターンテーブルだ!
 
午前中に見学した戸建でも感じたことだが、住宅の賃料レベルは低めである。
やはり投資買い住戸が多く、賃貸住宅が供給過多なのだろうか?
しかし収入レベルから考えると賃料も安くは無いので、住宅の物件価格だけが高騰しているような現状だ。
人口流入が多いといっても農村からの労働者であり、住宅供給と需要がアンバランスであることの一因か。

繁華街の外れで、面白い物件も見た。築5-60年かなり古い3階建て住宅を、半共有のような形で賃貸貸ししている。
見学したのは左、右はお隣

オーナーが1・2階に暮らし、そのお宅を内階段で通って3階が貸家。2LDK、60㎡、約12万円。(中華鍋付き?)
  
かなり庶民的で暮らしやすそうな雰囲気。オーナーとの人間関係次第でしょうが。

今日は一日ながら佐藤氏&白女史のお陰で、様々な上海の住宅を見学することができた。
昨日のインフィル建材設備・内装市場と今日のスケルトン住宅および中古、賃貸住宅市場の現場を見ることで
日本の住宅産業のこれからに、少し閃きを得ることができ今回の上海の旅がグルメツアー以上のものになったのであった! 


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