VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

上海見聞録:中国NewRich 層に遭遇!

2008年03月02日 | 上海2008
次に案内して貰ったのは、中心の一等地にある超高級物件。
高層マンションと中庭で隔てた奥に、四階建て+地下一階の戸建て(連棟型)。幸運な事に丁度、内覧できる家が一つあった。
  
5層建ての438㎡、2001年分譲時は約9000万、それが今や約6億円の相場らしい!
内装は約3000万円かけたという事で、海外メーカーの設備建材を中心に充実していた。
 
右上、メインベッドルームが上階で天井の高い一番良い部屋というのは、米国っぽい発想。
 熱源はガスが主
シャワーブースも付いた、大理石のバスルーム。      地下にはカウンターBarのあるシアタールーム。
  
賃料は約90万年/月、先日まで外資系のCEOが借りていたという…と話を白さんの通訳で案内の女性から聞き
「オーナーはどんな方?」と聞いた私に、「彼女がオーナーです」と白さん。
案内担当の女性と思い込んでいた私は、開いた口がふさがらなかった。スッピンの可愛い女の子…オーナーだったんだ。(下左)

「買った時は高くて無理をして買ったの。」でもキャッシュ買い…サラリーマンの夫婦で小さなお子さんと郊外で暮らしている。
「私達にはここの生活スタイルは合わない」と無邪気に話してくれる彼女には好感が持てたが、
この様に不動産投資をして成功している20代や30代の若いNewRich層があちらこちらに居るようだ。
生活スタイルは違うが、どちらもNewRich物件検討に来たカップル

当初は親世代が払い下げられた住宅が始まりだったりするのだろうが、転売転売でキャピタルを得、
合わせて株でも儲けていれば、こんな〝Chinese Dream〟も生まれる訳である。
株価の下落に不動産価格もイマイチ勢いつかずのJapaneseな私は、
「これもいつクラッシュするのかしら」と悲観的な事しか考えられない程、Dreamを見れなくなっている。



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