二十四節気の小雪は、雨が雪に変わる頃という意味だそうです。
つまり、雨が少なくなるため、虹も見られなくなります。少し淋しいですね。
すこーし、冬の訪れに戸惑いつつも受け入れなくては・・・と身体に言い聞かせる毎日です
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さて、わこさん先日のお茶会のご報告をさせていただきます。
師匠と歩いた散歩道
千葉県流山、近藤先生の地元を訪ねる機会を得ました。
会に先立ち、お稽古場の志楽庵で近藤先生はお待ち下さるというのです。
札幌の下斗米先生、函館南茅部から始めてのアツミさん、帯広の私、
三人のために時間を設けて下さったのです。
明日の会の、お道具の準備や打ち合わせの最中にも拘らずです。
少しの時間を見つけてアツミさんと私にお稽古も付けて下さいました。
先生の大きな懐に、思いっきり飛び込んだ気が致しました。
(先生は、自然体でなんて大きいのかしら!!)
どんなに嬉しかったことでしょう。
始めての、アツミさんはとても感激屋さん
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何度も涙ぐんでいらして・・・
アツミさんは、近藤先生が北海道に来て下さるきっかけを創ってくれた方なのです。
(素敵なドラマがあったのですね)
北海道のお茶を楽しむ会は、来年15周年を迎えます(茶戸庵もです
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下斗米先生は、近藤先生がただ一人、暖簾分けをした方なのだそうです。
私にとりまして、今ここにある全てが、
過去・現在・未来につながっているように感じました。
近藤先生の事務所が隣町の平和台にあるということで、
江戸川沿いのサイクリングロードを三人で歩いて向かうことになりました。
途中、明治、大正時代の歴史ある建物や、
みりん醸造が盛んであった街並みを見せて頂きました。
近藤先生が何度もお茶会をさせて頂いたという、
一茶双樹記念館も見学させて頂き、建物やお庭の手入れに感激、
美しさと歴史の重さに魅せられました。
小春日和の江戸川沿い、のどかな時間を師匠と過ごす嬉しさを、
アツミさんもわこさんもどんなに嬉しく感じたことでしょう。
見合せたお互いの顔が笑顔でいっぱいになっている事を確認し合った、
かけがいのない時間となりました。
わたしたち、明日のお茶の会のことなど何も心配していませんでしたもの(笑)
『お茶を楽しむ会・40周年』記念のお茶の会
新江戸川庭園内にある松聲閣は熊本藩細川家の学問所として使用されていた所です。
見渡す庭園は立体的な広がりがあり、この様な場所が都会の真ん中にある事に、驚きと嬉しさを感じました。
本日、一日を近藤先生、会の皆様と共に過ごせることに感動し、天にも昇る気持ちでおりました。
スタッフとしての心構えを意識するよりも、参加させて頂く喜びの方が大きすぎて我を失っていたように思います。
お客様をお迎えしたり、お席の移動を導く担当を務めさせていただきました。
お写真も沢山撮らせていただきました。近藤先生のご配慮に存分に甘えてしまいました。
今回、節目の会に参加させていただいたこと、会の皆様と同じ意識のもとでお客様をお迎え出来たこと、
一生の宝ものになりそうです。茶話では、ひとりひとりの方に近藤先生はお話しをかけられ、顔が見える会となりました。
普段、紙面上でしか会えない皆さんと実際にお会いすることも出来ました。
40年という長い年月の中、変わらぬお茶への想いが何処を切り取っても表われてくる近藤先生が愛おしくてたまりませんでした。
(なんて、わたくしずうずうしくて生意気なのかしらごめんなさいね)
ひとつのことを続けて来られた方の潔さと美しさをいつも近藤先生から感じております。
自分自身もそうありたいと、大勢の先輩後輩に見守られた近藤先生の茶人としての生き方をみせて頂いたのです。
ボーっとしている間にあれよあれよ、お茶の会は進行していきました。
22名のスタッフ素晴らしい動きです。皆様にあっという間の、お茶5種・お菓子3種をオモテナシしてしまいました。
わこさん!?何していましたか?自分に問い合わせしましても「アイどんとノー
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お客様であっても、スタッフであっても同じ思いを近藤先生から頂いた、”美しい人生のひととき”ではなかったかと思うのです。
明治からの、面影をそのまま残している庭園、そして先人達が自らを律した学問所、
今日の出会いはこれからの生きる指針になったことは言うまでもありません。
参加させて頂きましたこと心よりお礼申し上げます。合掌
2016年11月18日
お茶を楽しむ会十勝 家常 和