2025 02 13 八戸の病院内殺人事件で病院側が犯人隠避疑
八戸の病院内殺人事件で病院側が犯人隠避疑いか 警察が捜査
02月13日 18時55分
おととし、八戸市にある病院で入院患者が同じ病室の患者に暴行を加えて殺害した事件で、病院側が当初、警察に通報せず肺炎で死亡したという診断書を作成するなど、事件を隠そうとした疑いがあることが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は犯人隠避の疑いで詰めの捜査を進めています。
おととし3月、八戸市にある「みちのく記念病院」で入院していた59歳の患者の男が同じ病室の73歳の男性患者の顔を歯ブラシで何度も刺して殺害し、去年7月、懲役17年の判決を受けました。
警察によりますと病院から通報があったのは事件の翌日でそれまでに死因を肺炎とする診断書を作成し遺族に渡していたということで、警察は事件の翌月、不正な診断をした医師法違反などの疑いで病院を捜索し、捜査を進めてきました。
捜査関係者によりますと、警察は病院側が虚偽の診断書を作成するなどして事件を隠そうとした疑いがあるとみていて、犯人隠避の疑いで詰めの捜査を進めています。
みちのく記念病院は取材に対し「コメントすることはありません」としています。
みちのく記念病院は1990年、青森県八戸市に開設され、内科や精神科、呼吸器科など7つの診療科目を設けていて病床数は413床あります。
運営しているのは東京・目黒区に本部がある医療法人「杏林会」で、ホームページによりますと青森県と岩手県、東京都などで4つの病院を運営しているほか、東北地方と関東地方、それに東海地方で、20を超える介護老人保健施設などを展開しています。
男性の死亡診断書には、死因について肺炎と記載されています。
発病から死亡までの期間は1日間と書かれ、肺炎になった原因の欄にはなにも書かれていません。
死因の種類を選ぶ欄では、「病死及び自然死」に丸が付けられています。
事件が起きたのはおととし3月12日の深夜でした。
青森県八戸市にあるみちのく記念病院の精神科の病室で、入院していた当時73歳の男性がベッドの上で顔から血を流して倒れているのを看護師が見つけました。
男性は翌日死亡し、同室に入院していた59歳の別の患者が歯ブラシを何度も顔に刺して殺害したとして逮捕され、その後懲役17年の判決を受けました。
病院の対応について、遺族は当初から疑問を感じていました。
病院は事件の発生について直ちに警察に通報せず、男性は翌日の午前10時すぎに死亡。
遺族によりますと、病院から電話で「男性がちょっと転んだ。これから酸素吸入をする」という連絡があったということです。
病院に駆けつけたときには男性は亡くなっていました。
病院は死亡診断書を遺族に手渡しましたが、死因は肺炎、発病から死亡までの期間は1日間と書かれていました。
肺炎になった原因欄に記載はなく、詳しい説明はなかったといいます。
遺族が男性の顔を確認したところ、包帯が巻かれていたということです。
病院側が警察に通報したのは、事件から1日近くがたった午後6時20分ごろでした。
警察は事件の翌月、男性の死因をめぐり不正な診断をした医師法違反などの疑いで病院を捜索。
押収した資料を分析するとともに、関係者から事情を聴くなどして、捜査を進めてきました。
男性の遺族はこれまでのNHKの取材に対し、「亡くなる前に立ち会わせて欲しかった。病院から詳しい説明はなく、不信感がある。殺害されたときの状況など、とにかくしっかりと説明してほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250213/6080024860.html
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