我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

小泉とフェルドマン

2007年07月05日 | 記事紹介

大和ごころ。ときどきその他

 

 

  記事の紹介(抄出)です。

小泉とフェルドマン

2007-07-05 12:35:25

テーマ:売国・亡国

小泉がフェルドマンとこそこそと会っていたようですが、参院選で自民党が負けた後の相談ですかね。

Yahoo みんなの政治 リベラルタイムス 2007年6月7日

「三角合併」解禁の裏にあるもの=堤堯(ジャーナリスト)

(一部引用開始)

 ミタルは業界二位のアルセロール社を買収したあと、オランダやメキシコの製鉄会社も手中に収めた。現在業界二位の新日鉄を併呑すれば、世界の製鉄業界はミタルの寡占体制となる。国際間に独占禁止法はない。ミタルのやりたい放題となる。ミタルの株式時価総額が上がるわけだ。

 ミタルの背後に世界的な巨大ファンドが存在する。ミタルに資金を提供し、ミタルの株価が上がれば、ヘッジファンドは巨利を得る。要はマネーゲームだ。ミタルは世界規模のホリエモンと思えばよい。

 番組は触れていないが、最大のスポンサーは、ビルダーバーグ会議に集う大手外資と見られている。オランダで始められたこの会議は、通常年に一度、開催地を変えて欧米のセレブを集める。ロスチャイルド、ロックフェラーはもとより、アメリカ最大手の投資会社ゴールドマン・サックスや同じく最大手の証券会社モルガン・スタンレーのボスたち、パパ・ブッシュ(米元大統領)を始め各国首脳……欧米の政財界の「奥の院」だ。オランダのベアトリックス女王が主宰する。彼女はイギリスのエリザベス女王を凌ぐ資産家だ。


 かの日本長期信用銀行を買い占めたリップルウッドのティモシー・コリンズは、この会議の理事だ。コリンズを理事に引き立てたのは、常務理事のバーノン・ジョーダンで、彼はアメリカ政財界のフィクサーと目される。黒人弁護士で、三十を超える企業の顧問をつとめる。クリントンのセックス・スキャンダルをモミ消したことで名高い。 
 
元総理がなぜ?

 つまり長銀買収の背後にジョーダン、さらには欧米の政財界がいた。

 長銀および背後のコリンズと戦った男にイ・アイ・イ社の高橋治則がいる。高橋はリゾート王の名を欲しいままにした。ところが突如、長銀から債務返済を迫られ、事業のほとんどを失った。高橋はいった。

「欧米の金融資本が、官民合同の連合艦隊を組んで、日本に押し寄せている。これから日本はいいようにやられますよ」

 その後、高橋は長銀あらため新生銀行と裁判闘争に転じ、コリンズは二百数十億円を高橋に支払った。

「リップルウッドからカネをふんだくったのは、世界広しといえどもオレ一人だろうなあ」

 笑った高橋は五十九歳で死んだ。不審な死と見られた。


「ベトナムの石油に手を出したのが拙かったかな」

 と洩らしてもいた。つまりはミタルの背後に欧米の連合艦隊がいる。これが、三村が相手にする真の敵だ。

 コトは製鉄に限らない。三角合併は日本を強姦して下さいといわんばかりの新法だ。会社法改正どころか改悪だ。規制緩和の名のもと、これを推進したのは前首相・小泉純一郎、竹中平蔵(元経財相)、宮内義彦(元規制緩和推進委員会座長)のトリオだ。アメリカ大手資本の要求に応じた。

『文藝春秋』(二〇〇七年六月号)に、面白い記事が出ている。上杉隆「小泉純一郎『住所不定・元総理』追跡記」だ。某夜、小泉は四谷の料理屋で三時間を過ごした。

 ――小泉の後から店を出て来たのは、テレビで見覚えがある細身の外国人と、「局長さん」と呼ばれる男性である。この夜の会合の相手は、モルガン・スタンレー証券のチーフ・エコノミスト、ロバート・フェルドマン。もう一人は官僚か。フェルドマンといえば、竹中平蔵と関係が深く、小泉改革を支持してきた外資系エコノミストである……。

 日本の前首相がアメリカ最大手の証券会社モルガン・スタンレーのチーフと、三時間もかけて何を話し合ったのか。何事かを暗示する一場面ではある。

 アメリカにカーライル社というのがある。パパ・ブッシュが最高顧問をつとめた。投資会社だが、傘下にハリバートン社やハイテク兵器会社を抱える。かつて前者は副大統領チェイニーがCEO(最高経営責任者)をつとめ、後者は前国防長官ラムズフェルドが役員をつとめた。

 ハリバートン社はイラクの石油採掘に関わり、一万人を超える社員を派遣している。兵士の食糧や戦争に絡む備品の輸送等も請け負い、要は戦争ビジネスを多角的に展開している。すなわちカーライル社はブッシュ・ファミリーの事業の中核だ。知人の某大手銀行の幹部から聞いたことがある。

「小泉純一郎の弟って、カーライル社の日本支社長なんですってね」

 真偽のほどは知らない。本当だとすれば、これまた実に何事かを暗示する。イラク派兵も合点がいく。筆者が現役編集長なら、練達のライターを動かすところだ。嘘なら嘘で気が晴れる。
 
 日本の「外科手術」

 小泉カイカクはアメリカのいうがまま、マネーゲームの闘技場に、日本企業を素っ裸で投げ出した。何のフェイルセーフ(安全対策)もない。結果、日本はひたすらビクビク、ソワソワする国となった。三村明夫が好例だ。

 なのに先のトリオは「改革の旗手」として持て囃された。同じく「改革利権」に踊ったのがホリエモン(堀江貴文被告)であり村上世彰(被告)だ。二人は臭いメシを食う羽目となった。検察の「良識」というべきか。しかしその検察も、「改革利権」を漁った梟雄・宮内義彦に手がおよばない。これを突つけば、竹中平蔵、引いては小泉に累がおよぶ? 

 (中略)

 三角合併を危惧した議員が二人いる。小林興起と小泉龍司だ。三角合併が一年延期されたのは、二人の必死の画策による。折角の一年の猶予を無駄にした。二人は共に先の選挙で追放された。木の葉が沈んで石が浮く、無理が通れば道理が引っ込むとは、このことだ。(文中敬称略)

リベラルタイム七月号「永田町仄聞録

(引用ここまで)

 世界最大の天下り官民癒着極悪企業カーライルは以前のエントリ『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた 下 』に詳しく書きましたので、そちらをご覧ください。

なんだか小泉一味は安倍ちゃんがハゲタカにとって役立たずだし、圧倒的多数の与党のはずなのにグダグダで、気が気じゃないのでしょう。フェルドマンが参院選がらみの見通しを披露しています。ある意味安倍ちゃんに「きちんと小泉売国路線を継承しろ」という圧力と、日本国民向けに自民が負けると外国投資家がいなくなって景気が悪くなるぞという脅しですね(笑)

小池百合子防衛相も参院選の宣伝用と今後の権力維持のため、安倍ちゃんの案というより小泉一味に送りこまれたのでしょう。ニュースで必要以上にこのオバサンの件を取り上げていたので、このババが嫌いな私はまことに気分が悪かった(爆)どっかの秘書のにおいが漂うやり方ですし。

簡単にフェルドマンの言い草をまとめますと

自民が負けると

・ハゲタカ御推薦の売国法案が簡単に通らなくなる

・民主党が勝つことで抱えていた矛盾が噴出し分裂する

・自民の大敗は売国改革路線に反対する旧守派に反撃の機会を与えることになる

・そうなると小泉チルドレンの不満が爆発し内乱になる

・現在再選が危ういとされる議席の多くは旧守派が占めており、落選した場合自民党は参院で少数政党となってしまう

・民主党内の右派グループはネオリベで安倍首相の考えとも近いので、仮に自民党が大敗を喫した場合、民主党から離脱して独自の政党を立ち上げ、安倍連立政権に参加ないし、政策課題ごとに閣外で協力する可能性がある。

・このネオリベグループは前原氏のグループと言う意味でMGとする(笑)

この金融ユダヤ人の予想を見ていると、自民が大敗したら日本にとってはいい事尽くめのようで(笑)

更にわざわざ民主党に忍ばせた自分達の手下前原とその取り巻きの動きを名指しで教えてくれてますよ。どうせ「分裂しろ」と言う命令でしょう(爆)

無駄飯食いで嫌われ者の小泉チルドレンごときが内乱を起こせるなら起こせばいいし。

ご丁寧にいくつかシナリオも考えてくださっているので、詳しくはそちらを読んでください。

最後に金融ユダヤ人の焦りが垣間見れる最後のまとめの文章だけ引用します。

ロイター 2007年 06月 27日 13:38 JST

COLUMN-〔インサイト〕参院選後に迫る政治の嵐、安倍退陣なら日本売りも=Mスタンレー フェルドマン氏

(一部引用開始)

 私の見解では、次の選挙は極めて重要であり、投資家はこれを無視できないと考える。特に安倍首相が辞任する結果となった場合、仮に国内投資家が無反応であっても、海外投資家は結果に大きな重要性を見出すであろう。海外投資家は、安倍首相に対する拒絶を、小泉改革路線の否定と受け止める可能性が高く、その判断に見合った反応を示すであろう。

 安倍首相が、改革に関して小泉前首相ほど積極的であったかどうかについては、すでに大きな疑問が生じていることは言うまでもない。したがって仮に首相が交代した場合、急激な影響が表れるとは限らない。

 だが、政策へのインプリケーションが浮き彫りになれば「ジャパン・パッシング(日本への無関心)」が復活する可能性はある。対照的に、改革が加速すれば海外諸国は日本に再び関心を寄せるであろう。

 ロバート フェルドマン モルガンスタンレー証券 経済研究主席

(27日 東京)

(引用ここまで)

関連エントリ

「政府が国をしっかり売るように監視します」 チーム・ポリシーウォッチ

皇居を潰してハゲタカ特区を作ります
http://ameblo.jp/shionos/entry-10038620097.html

  記事の紹介終わりです。

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