最近あちこちでよく見る木、「ソヨゴ」。
シンボルツリーだったり、生垣に使われていたりするのをよく目にする。
木や葉の形、赤い実が付くところがモチノキやクロガネモチによく似ている。
それもそのはず、ソヨゴはモチノキ科、モチノキ属だから。
ちょっと違うのは葉が下を向いているように見えたり、数が少ないところかな。
この木は、生長がゆっくりで、あまり大きくならないため、手間いらずだからということで人気が出てきたらしい。
庭木の手入れは大変なので、手間ががかからないのは嬉しいし、この木は虫もあまり付かないようだからなおさらいいのかも。
それに加えて冬でも青々しているし、赤い実がかわいいからだとか。
和名はそのまま「冬青」、これでソヨゴと読むのはちょっと無理。
でも、この木は雌雄異株、赤い実をつけるのは雌株だけ。
雄株が近くにないと実が生らないこともあるから、植えるときはそのつもりで。
葉や実は柄が長く、あまり密になっていないので風が吹くとそれらの揺れる音がそよそよと聞こえるから、風がそよぐ→→「ソヨゴ」という名前になったらしい。
実はサクランボのように葉の間からぶら下がっていてかわいいし、人気が出るのが分かる様な気がする。
学名:Ilex pedunculosa
英名:Soyogo
別名:フクラシバ(膨ら柴、膨らし葉)
科名・属名:モチノキ科 モチノキ属
原産国:日本、中国、台湾
これは「クロガネモチ」、ソヨゴとは実と葉の付き方が違う。