山野草の中でもこの「タンチョウソウ(丹頂草)」は育てるのにさほど難しくないらしく、庭の片隅や鉢植えなどでよく見かける。
初めてこの花を見たのはずっと昔の山野草展だった。
元々は山野草として、川沿いの岩場や湿った場所に生えているらしいのだが、その時は小さな盆栽仕立てになっていた。
その後、数十年お目にかかったことがなかったが、最近はポチポチ見かけるようになった。
数年前、山野草ブームの時に植えたものなのかもしれない。
ウォーキング途中のお宅の前に植えられていた「タンチョウソウ(丹頂草)」。
大きな葉の間から花茎が伸びて、真ん中が赤い、小さな白い花を多数咲かせていた。
でも、タンチョウソウの開花期は3月〜4月なので、見つけた時期が少し遅かった。
そろそろ終わりかけのようだが、まだ十分見られる。
タンチョウソウという名前は雄しべの花粉が赤く見えることから、これが丹頂鶴の頭をイメージするかららしい。
学名:Mukdenia rossii
英名:なし
別名:イワヤツデ
科名 ・ 属名:ユキノシタ科 タンチョウソウ属(ムクデニア属)
原産国:中国、朝鮮半島