この花はいつも通る場所にあったのだが、全体が小さくていつ見ても葉の陰に隠れていた。
釣り鐘型の花だったので、アセビだとばかり思いこんでいた。
ところが、ある時少し大きな株を見つけた。
こんなに堂々と咲いていると、今まで見ていたのとは全く違った花のようにも見える。
グランドカバーとして利用されている矮性種もあるらしいので、今まで見ていたものはそれだったのかもしれない。
じっくり見ると、葉っぱも花もアセビとは全く違っている。
これをアセビと間違えていたなんて、考えられない(°°;)
蕾の時は赤い色が混じっていたのに、ほころんできて立派な房状になると白くなり、赤い色はほとんど目立たなくなっていた。
この木は花も可愛いけれど、葉っぱも捨てがたく、赤や黄色、白などの班が入り、カラーリーフとして観賞用として植えられていることが多いようだ。
学名:Leucothoe fontanesiana
英名:Doghobble
別名:アメリカイワナンテン
科名・属名:ツツジ科 イワナンテン属
原産地:北アメリカ東部
日本にも日本原産のイワナンテンがある。
でも、それは名前の通り岩場などに自生するため山野草として扱われているため、育てるのが難しいらしい。
それに比べて、このセイヨウイワナンテンは、虫もつかず放っておいても大きくなるので育てやすいらしく、最近では庭木としての利用がどんどん増えているようだ。