「ダンゴギク(団子菊)」は中央が丸く盛り上がって団子のように見えることからと付いた名前。
でも、これは日本だけの名前で、英名は「ヘレニウム」。
ギリシャ時代のスパルタの王妃ヘレンにちなんだ名前だとかで、王妃が団子になってしまった。
似ている花もたくさんあるが、見分ける特徴として、舌状花の外側が3つに割れていること、中心の筒状花が大きな球状に盛り上がっていることなどがある。
また、茎にはスターチスなどのようにヒラヒラがあること、これは「翼」といって、茎の表皮組織が変化してできたものらしい。
花はそれほど大きくないけれど、背丈は人と同じくらいになり、繁殖力も強いので野生化しているものも多い。
学名:Helenium autumnale
英名:Fiveleaf sneezeweed , Yellow sneezeweed
科名・属名:キク科 ヘレニウム属
原産地:アメリカ
英名の「Sneeze weed」は直訳で「くしゃみ草」となる。
原産国アメリカでは葉を乾燥させたものを嗅ぎタバコことして使い、鼻から吸い込むときにくしゃみを起こさせ、そのくしゃみで悪霊を追い払う儀式に用いていたといわれている。