日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ガガイモ(蘿藦)

2022-08-24 07:00:00 | 植物

ウォーキングコースの途中にあるフェンスにヘクソカズラが絡まっていて、その隣にちょっと違う花もあった。

ヘクソカズラと同じような花、でも違う。

葉っぱは長いハート形、厚みがあってツヤもある。

それよりも花の内部にたくさんの毛があった。

何の花だろう、ヘクソカズラの変種かな?

そう思って、ハッと気づいた。

これは「ガガイモ(蘿藦)」に違いない。

 

 

「ガガイモ」のことは今まで写真だったり、ネット上での記事などで、ある程度は知っていた。

でも、実物を見たのは初めてだった。

というか、見たことはあったのかもしれないが、ヘクソカズラだと決めつけてしまっていたのかもしれない。

だから、こうしてじっくりと見て違いが分かって、嬉しくなってしまった。

 

 

今まで知っていた「ガガイモ」についてのあれこれ。

① 日本神話に出てくる。

花が終わるとアーモンド型の実ができる。

日本神話ではこの実を二つに割って小さな舟にして、それに乗ったスクナビコの神が日本にやってきて、国づくりに協力したと書かれている。

 

② 「ガガイモ」は風媒花。

実の中には風に飛びやすいように毛の生えたタネが入っている。

見つけると幸せになるといわれているケサランパサラン、実は「ガガイモ」のタネが飛んでいるのだとも。

 

「ガガイモ」には2700もの種類がある。

その中で日本に自生しているのがツル性のこの種類。

他は多肉植物の「ガガイモ」も多いようで、ここ数年の多肉植物ブームのためか、「ガガイモ」といえば多肉植物の方が有名になっている。

 

 


 

学名:Cynanchum rostellatum

英名: Panicled tick trefoil

科名・属名:キョウチクトウ科 イケマ属

(遺伝子に基づく分類後、旧ガガイモ科はキョウチクトウ科になり、ガガイモ属はイケマ属になった)

原産地:日本、朝鮮、中国、ロシア

 

 

コメント (2)
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