ソシンロウバイが満開になっていた。
よく見かけるのがこの黄色い花で、花弁から芯までが同じ色、それで「ソシンロウバイ」という名前。
ソシンは「素心」や「素芯」という文字を書く。
ずっとこの花がロウバイだと思っていた。
ところがこの花はロウバイの中にある品種の一つで、本来の「ロウバイ(蝋梅)」は別の花だった。
[ロウバイ]
--- ロウバイ(植木ペディアより) ---
ロウバイという名前の由来には、①蝋細工のような花にウメに似た香りがあることから、②開花期が旧暦12月の「蝋月」にあたることから、③花の色が蜜蝋(ミツバチの巣を作る蝋)に似ていることから、という説がある。
花の直径は約2センチで、最も内側にある小さな花弁は暗い紫色になり、やや下向きに咲く。
外側の花弁は透明感のある黄色で、花の中心部には5~6本の雄しべと、多数の雌しべがある。
品種には花全体が黄色いソシンロウバイや、鮮やかな黄色い花で全体が丸みを帯びているマンゲツロウバイ、ナツロウバイ、クロバナロウバイなどがある。
花を比べてみた
[ロウバイ]
内側の花弁が茶褐色。
[ソシンロウバイ]
花全体が黄色。
[マンゲツロウバイ?]
花全体が鮮やかな黄色で丸みを帯びている。
[クロバナロウバイ]
初夏に黒紫色の花を咲かせるが、花に香りはない。
学名:Chimonanthus praecox
英名:Winter sweet
別名:唐梅(カラウメ)
科名・属名:ロウバイ科 ロウバイ属
原産地:中国