前回の記事に続いてまた初めて見た実のこと。
冬の景色の中にはやっぱり赤い色が目立つ。
歩きながらふと、上を見たら赤と黒の実がぶら下がっていた。
今まで見たこともない実。
実際には黒い実とそれを包む赤いサヤなのだけど、赤い色が目立っていた。
赤いサヤから落ちないようにくっついているような黒いマメ。
葉っぱは3枚の小葉、それぞれの形は倒卵形(卵を逆さまに立てたような形)になっていて、先端は尖らずに丸くなっている。
すぐに調べてみたところ、これは「タンキリマメ(痰切豆)」のようだ。
---- タンキリマメ(Wikipediaより) ----
果実は豆果で、サヤの長さは1.5cmほどあり、全体が毛で覆われる。
サヤ中間部はややくびれており、晩秋に熟すとやがて緑色から鮮やかな赤色に変化する。
完全に熟すとサヤが裂けて、中から直径4mmほどの変形した楕円形の黒く光沢のある種子が2つ出てくる。
この種子は、サヤが裂けたあとも、はじき飛ばされることなくぶら下がったまま冬まで残る。
Wikipediaって便利ですね。
まあ、誰でも自由に閲覧・執筆・編集できるので信頼性に欠けるという話もあるけれど・・・
調べてすぐに分かりました。
これは花後にできたサヤが割れ、その中から黒いマメが出ているんだって。
タンキリマメは日当たりのよい草地や林などで見られるツル性の多年草で、ツルは2m以上も伸びる。
茎や葉には短い毛が密に生えている。
葉の質はやや厚く、3枚の小葉になっていて、花は黄色い蝶の形をしていて、7月〜10月頃に咲く。
名前の由来が、この豆や葉を煎じて飲むと、「痰が切れる」のからと言われているけれど、実際には薬用としてはほとんど用いられていないんだとか。
学名:Rhynchosia volubilis
英名:Rat's eye bean
別名:キツネマメ、ウイロウマメ
科名・属名:マメ科 タンキリマメ属
原産地:日本(関東以西)、朝鮮、中国南部、ベトナム、フィリピン