この花の正式名はユーコミスなのですが、どう見ても「パイナップルリリー」の方がぴったりです。
太い花茎の先端には葉、その下には星形の小さな花をぎっしりとつけて、その形はまるでパイナップルです。
形がユニークなことに加えて、とっても日持ちの良い花なので、切り花としても重宝するようです。
花は下から咲き始め、だんだんと上の方に進んでいきます。
ユーコミスにもたくさんの種類があって、小型種や中型種、花色もピンクや紫などもあるようなのです。
でも、良く見かけるのはこの姿形の種類で、ぎっしりと重なっている緑がかった白い花は1つ1つが星のように開き、小型で背があまり高くないものばかりです。
品種名は分かりませんが、日本で一般に多く流通しているものがこの品種なのかもしれません。
これは数年前に南アフリカの植物園で見たユーコミスです。
株全体が大きくて、花序も大きいものは50cm以上もありました。
花が全開しないような咲き方でした。
学名:Eucomis
英名:Pineapple plant
別名:パイナップルリリー、ホシオモト(星万年青)
科名・属名:キジカクシ科 ユーコミス属
原産地:アフリカ南部