先日、数年ぶりに叔母と会った時のこと。
高齢の叔母が「死ぬまでに行ってみたい場所がある。」と。
その場所が映画「東京物語」のロケ地の『尾道』でした。
そして、「まだ1度も瀬戸内海を見たこともないから」とも。
70年前に公開された「東京物語」という映画を知らなかったのですが、それならば「その願いを叶えましょう」と、尾道に行くことになりました。
叔母にとって初めての広島県方面なので、せっかくだからその辺りの有名どころを全部回ってみようということで、計画を立てました。
そして、尾道~広島市内~宮島~錦帯橋というコースにしました。
1日目---岩国から尾道へ
羽田から広島までの飛行機に全く空席がなく、岩国空港に午後に到着する便にどうにか空席を見つけました。
岩国空港に着いた時はすでに午後1時半、この日は岩国から尾道までの移動だけしかできません。
岩国駅から3時間ほど、電車を乗り継ぎながら尾道に向かいました。
山陽本線は岩国からしばらくの間は瀬戸内海沿いを走りますので、その間、電車から瀬戸内海の風景を十分に堪能できたので、「瀬戸内海を見たい」という希望は一応ここで叶うことができました。
尾道に着いたときには既に夕方になっていたので、すぐホテルに入りました。
この日のホテルは駅に近いからと、『HOTEL BEACON ONOMICHI』に決めてありました。
[駅の2階部分がすべてホテルです]
このホテルは尾道駅の2階を全部利用していて、外観からは全く想像できないとってもおしゃれな、最新の設備を持ったホテルでした。
チェックインの時からタブレットを利用、フロントの奥にある秘密の扉のようなドアが開いたら廊下が現われて、ビックリ。
部屋はちょっと狭かったのですが、すべて揃っていて、ロフトに上がると大きな窓からは駅前の様子と海の向こうにある「向島」がよく見えました。
ここでは2食付きのプランでしたので、食事はフロント前のレストランでいただきました。
夕食は地元の魚や牡蠣、ブランド牛などを使った創作コース料理になっていて、見た目も素晴らしく、味も薄味ながらとっても美味しい料理でした。
翌朝、すべて手作りの朝食をいただき、すぐに尾道観光に出かけました。
[ホテルの朝食]