冬になってもうほとんど草花は終わりを告げてしまったのですが、ヒイラギ、サザンカなど、木にはまだ咲いている花が見つかります。
そんな中でドウダンツツジやアセビの花によく似た、小さな白い花を見つけました。
壺型の花、これは「イチゴノキ」? それとも「ヒメイチゴノキ」?
ヒメイチゴノキはイチゴノキの矮性品種、全く同じで樹高だけが違っているとのことなので、どちらか分かりません。
イチゴのような実が生るから「イチゴノキ」と名付けられ、その実は直径1cmほどの赤い球形のブツブツとしたヤマモモにそっくりな実。
この木は冬に花が咲き、その花が実になるのは翌年の秋から冬にかけてです。
そうなると、前年の花の実が残っているうちに次の年の花が咲きます。
だから、花と実を同時に見られる珍しい木なのです。
オレンジ色の実を見つけました。
この実は最初は緑色、そしてオレンジになり、最後は赤くなります。
大きさは直径約1.5cm~2cmほど、ザラザラとしていて、食べられるのですが、味がないので、ジャムや果実酒など加工用に使われているようです。
緑色の実もありました。
ブツブツが良く分かって、ヤマモモのようですね。
学名:Arbutus unedo
英名:strawberry-tree、Irish strawberry-tree
別名:ストロベリーツリー
科名・属名:ツツジ科 イチゴノキ属
原産地:ヨーロッパ